どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です。
突然ですがそこのあなた、旅はお好きですか?
ふむふむ、なるほど大好きですよね。旅には魅力がいっぱいなので仕方ないですね。僕も旅に魅力を感じて10カ国以上も訪れてしまいました。そんな僕が感じている旅の一番の魅力について今回はご紹介していきたいと思います。

一人旅の魅力は「違いを楽しむ」こと
旅好きにとって、旅は魅力のかたまりです。今旅に魅力を感じていない人は、まだそれを知らないだけなのかもしれません。例えば皆さんは今どこに魅力を感じて旅や旅行に出かけていますか?
- 家族や友人と楽しさを共有できる
- 南の海や絶景を楽しめる
- 現地でおいしい食事を楽しめる
…といった目的の旅が多いのではないでしょうか?これに加えてもう一つの魅力を感じることができるようになれば、何倍も楽しむことができるようになります。そこで今回は「違いを発見して楽しめる」旅をご紹介します。
「違いを学べる」一人旅の魅力とは
そもそも違いってなに?って疑問に思うかもしれませんが、「違い」とは「今の自分の常識や価値観」との違いのことです。今の自分と全く同じものってつまんないんですよね。どんどん違うものを感じていかないと、心が錆びれていきます。
そんな違いを楽しむ旅の魅力、つまりそんな旅からあなたが人生について学べることをまとめていきます。
感動や喜びを感じることができる
人は、自分がもっている常識や価値観とあまりにも違うものと接すると感動してしまうのかもしれません。
僕がラオスのメコン川のほとりでありえないほど綺麗な夕日を眺めたとき、ひたすら感動してしまいました。もちろん景色だけではなくて、怖い印象を持っていたロシア人にサハリンのカフェで「Welcome to Sakhalin」と言ってもらった時も同じような感動をしてしまいました。
きっと自分の価値観が揺さぶられて、新しく生まれ変わった瞬間だったに違いありません。

小さな自分を変えることができる
違いを楽しむ旅から学べることの一つに、自分の価値観を広げることができるというのがあります。
あなたの近くには「自分以外の考え」を全否定してくる人っていませんか?そんな人生経験が浅い人は、自分の価値観が狭すぎて、人のことをわけもわからずに否定しがちになります。

そんな価値観の狭い人間になってしまう前に旅や旅行で成長することで、素敵な人間になることができますよ。自分たちは普段、家族や友人など価値観が同じ集団に属しています。つまりその小さな集団が自分の常識になってしまっているわけですが、そんな「今の自分の常識とは違う価値観」に出会えることが、旅の魅力の一つなんです。
旅先で見つける一人旅の魅力
ただ、旅先で「違い」を見つけるって、なかなか難しかったりします。僕の実体験から、旅先で違いを見つける方法ご紹介していきたいと思います。
旅先で出会った人と自分との違い
以前ロシアのサハリンを旅していて同年代の男性と出会った際、その男性との会話の中で、自分との価値観の違いを発見しました。その男性は「人と常に話していたい」様子で、逆に僕はできれば「一人でいたいタイプ」でした。そんな2人が仲良くなったことが面白くて、ふとお互いの性格について話し合ったり、調べたりしました。
その結果、心理学者ユングの提唱する「内向型」の性格に自分が当てはまることが判明しました。旅を通じて出会った人と自分との違いを経験して、そこから自分の性格を探求できた体験でした。
行ったことのない旅先と今住んでいる場所との違い
大学生の時にカンボジアのアンコールワットを見に行ったことがあります。遺跡には観光客目当ての子供がうじゃうじゃいるので、裕福そうに見える日本人は必ず囲まれるのですが、その時聞いた「ワンダラープリーズ」の言葉はいつまでも耳から離れません。
それが初海外だった僕は、日本とのあまりの違いに愕然としてしまいました。これから飛行機に乗って、不自由のない日本に戻る自分があまりにも恵まれていると実感した瞬間でした。
旅先でおこった事件や出来事と日常との違い
2018年の9月に北海道で大地震が発生したのを覚えているでしょうか?実はあの現場、僕もいたんです。北海道の最北端まで車旅をしている最中に、函館で罹災しています。その時は僕も一緒にいろんな人と生活必需品を分け合っていましたが、その際人の温かさや助け合いの大切さを再認識しました。特に無料でパンの炊き出しをしていたパン屋さんや、泊めてくれたゲストハウスの方には感謝の気持ちでいっぱいです。
旅先では事件はたくさん起こると思いますが、そんな時こそ普段の日常との違いを再確認することができますよ。
「風に立つライオン」に学ぶ一人旅の魅力
以上で僕が語ってきたのは「旅の魅力とは、旅先で違いを楽しむことだ」というお話でした。
最後にそんな「旅の魅力」である違いを僕よりもずっとうまく表現している歌をご紹介させていただきます。
それがさだまさしさんの風に立つライオンです。
1987年に発表されたさだまさしの代表曲の一つで、大沢たかお主演で2015年に映画化もされています。
舞台はケニアの首都ナイロビ。国際医療活動に従事した実在の日本人医師・柴田紘一郎を描いた歌です。
この歌には旅の魅力であり日本では味わうことのない「違い」についての全てが表現されています。
この歌の素晴らしいポイントは、外国の魅力についてを表面だけの違い(景色が日本と違う〜。街並みがキレイ〜。)以外で表現しているところです。

風に立つライオンは僕に、世の中のことなんて何一つ分かっていないのだと自分を見つめ直す時間を与えてくれます。
一人旅の魅力を知ればどこへだって行ける
この旅の魅力(違いを楽しむ)を極めることができれば、どんな場所でも楽しむことができます。
例えば海外旅行に行くときホテルのシャワーの調子が悪かったらイライラして、ボッタクられたら不機嫌になり、食事が口に合わず海外に来たことを後悔する…
そんな旅をしている人は、この「違い」を楽しめていないかもしれません。
その点「違い」を楽しめる旅はもはや無敵です。
日本との違いを全て楽しむことができれば、どんな場所・旅でも楽しめるようになるからです。不便やハプニングも楽しめるようになっていきます。
文化や経済格差が違うほど、学べることは多いです。僕も学びが多かったのは社会主義国のキューバや、イスラム教のマレーシアなど、文化の違いが大きい国でした。

インドに一人旅!のような人は、旅の魅力である「違い」を楽しめる人間です。たまにそういう人が「意識高い系」呼ばわりされているのは、その周りの人が視野が狭いだけです。
いつもの旅に「自分や日常との違いを楽しむ」を付け加えることができたら、旅の楽しみ方の幅だけでなく、これからの人生の幅も大きく広がりそうですね。
僕が思う一人旅の魅力まとめ
以上、僕にとっての旅の魅力として「価値観の違いを発見し楽しむこと」をご紹介させていただきました。
世界や価値観を知り尽くすには、世界はあまりにも広く、価値観は多様です。あなたの人生はそれに見合った長さでしょうか?そう考えたら恐ろしく短いですよね。
会社が…リスクが…と言っている時間がもったいなく感じます。少なくとも僕はそう感じて、新卒で入った会社は一年半たらずで辞めてしまいました。
価値観の凝り固まった環境であと何十年いるつもりですか?もしかしてそのまま人生終わるつもりですか?人生の可能性を無意識に捨てていませんか?

