
今回は、Amazonの出荷遅延についての情報まとめ記事です。
出荷遅延率の悪化によるアカウント停止を防ぐための対策もご紹介!
出荷遅延率は「4.1%」でも停止
通常、出荷遅延率は「4%」を超えると要注意と言われています。つまり「4%」を超えた瞬間からアカウント停止リスクが発生します。
ただし「停止となる数値」は結構アカウントによりけりだったりします。
僕の経験上「4.1%」でアカウント停止になったこともありますし、逆に出荷遅延率が「70%」になっても何も問題なかったこともありました。
そのため「4%」を少し超えただけだからと余裕こいてたら、次の瞬間アカウント停止メールが届く場合もあったりします。
出荷遅延の回数は数えられていて、数回目に突然アカウント停止になります。逆に最初の方は何%でも許してくれたりします。
そのため度重なる遅延には要注意です!
Amazon出荷遅延の警告メール

Amazonでは、出荷遅延率の基準値4%を超えると上記のメールが届きます。
このメールが届いた時点では、特にアカウントに制限がかかっているわけではありませんが、おそらくこのメールが届いた回数は蓄積されていくので、要注意です。
なお回数だけでなく、このまま数日〜数週間悪化した状態を放置することも、間違いなくアカウント停止のリスクが高まります。
おそらくAmazonは回数や日数を含むあらゆる出荷遅延の「前科」をデータ分析しているはずです。アカウント停止の理由を与えないためにも、出荷遅延関連の数字は常に正常値にしておきましょう。
Amazon出荷遅延を防ぐ方法
そのため出荷遅延に関しては、警告メールの段階で防がなければなりません。
もし出荷遅延で警告がきてしまった方は、今後のためにも以下を見直してみましょう。
出荷作業日数を調節する
まずは各商品ごとの「出荷作業日数」の設定を見直しましょう。
この出荷作業日数はカート率や顧客心理の関係上「短いほど」売り上げが延びます。そのためほとんどの方は、出荷作業日数をギリギリで設定しています。
しかし、個人的には余裕を持ってプラス1日増やすべきだと考えています。
多少の売上減よりも、リスク回避の方が何倍も重要です。
もし出荷作業日数をギリギリで設定している方は、出荷作業日数を1日増やすだけでもリスク回避になりますよ。
出荷通知の押し忘れを注意
出荷通知の押し忘れも要注意です。
特に、何十個という注文を出荷通知を出し忘れると、一瞬でアカウントがお陀仏です。
これを防ぐためには、毎日業務終了時に出荷予定日を確認するエンドルーティーンを作ってしまうのが一番です。
「未出荷」にて、出荷予定日順で並び替えれば確認しやすいですよ。
これができておらず、毎月何千万の売上金を上げていた「企業アカウント」がお陀仏になった知り合いがいます。
そのため「出荷通知の押し忘れ」は必ずチェック項目に加えるようにしましょう。
出荷通知の押し忘れ防止のための具体的なエクセル管理方法もご紹介します。
- 注文ごとに出荷予定日を記載する
- 注文ごとに注文リンク(注文詳細ページ)を貼っておく
- 上記より毎日出荷予定日を確認
注文詳細ページは「未出荷」→「各商品ページ」で開けます。普段出荷通知を出しているページのことです。
あらかじめエクセル上に注文詳細ページのリンクを貼っておけば、注文ごとに出荷通知の出し忘れを確認できますよ。
一時的に廉価品を大量販売する
リアルタイムで出荷遅延率がヤバイ方は、大量に商品を販売するのが一番です。出荷遅延率の分母を増やす応急処置ですね。
例えば100個販売して、5個出荷遅延した場合、出荷遅延率は5%ですよね。これを4%に減らすにはあと25個販売して、分母を125個にすればOKです。
そのため、ヤバイなと感じたら商品を大量に販売しましょう。
大量販売は、安い値段で商品を購入できるのでお客さんから感謝されますし、出品者評価にもつながります。いいことづくめなんです。
例えば100円のボールペンを大量に仕入れ、最安値で売り捌いてしまえばいいんです。手間はかかりますが、一気に出荷遅延率を下げることができますよ。
モノレートなどで、売れ行きのいい商品を見つけて出品しましょう。文房具や生活雑貨など、100円前後の商品がオススメですよ。
今後のためにも事前にそうした商品を仕入れておき、即座に販売できる状態にしておきましょう。
Amazon出荷遅延の間違った対策
出荷遅延の対策の中には、実はそれ「間違い」というものもあります。
そのため僕の経験上、やっちゃダメな対策も合わせてご紹介していきます。
自分で大量購入はしない
先ほど廉価品を大量に販売する方法をご紹介しましたが、これを悪用して自分で購入アカウントを作って大量購入する方法も存在します。
しかし、これは絶対にやめましょう
Amazonはセラーセントラル上のあらゆるデータを収集しています。
同じストアからの大量購入なんて一瞬でバレます。僕自身、試してみてアカウント停止になった過去があります。自分で購入アカウントを大量作成しても同様です。
普通に商品を出品して、不特定多数の人に買ってもらうのが一番です。
出荷通知だけ先に押す
先に出荷通知だけ押す方法もあまりオススメしていません。
つまり追跡番号を記載せず、発送通知ボタンだけ押してしまう方法です。1日〜2日程度はお客さんに気づかれず発送を遅らせることができます。
経験上、高頻度でクレームが発生します。
中にはAmazonに通報されてしまい、以下のようなメールが届くこともあります。

そのため、出荷前に出荷通知を押してしまうことは、極力避けるようにしましょう。
それでもアカウント停止になったら
もしそれでも出荷遅延になってしまったら、どうしたらいいのでしょうか?
出荷遅延でアカウント停止が発生した場合、まず以下のメールが届きます。

上記のメールがきたら、すぐに出荷遅延の改善計画を提出しましょう。

出荷遅延の改善計画を書く際は、まずは原因をしっかりと特定しましょう。
僕の経験上、出荷遅延が発生する場合は以下のような原因が多いです。
- GWなどの繁忙期で発送が遅れた
- 出荷通知を出し忘れた
- 出荷作業日数が短い
必ず原因があって、それぞれの対策があるはずです。
それらの今回の問題が発生した原因とアクション、対策などを具体的に記載して、セラーセントラルの送信フォームから送りましょう。
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Amazon出荷遅延は放置NGです!
以上、出荷遅延の最新情報まとめでした。
みなさんも出荷遅延を軽い気持ちで考えずに、リスク回避をしていくことが大切です。