
今回は、Amazonキャンセル率の悪化についての考察記事です!
実は定期的に復活依頼を受けるのがこのキャンセル率です。
キャンセル率は真贋や知的財産権と比べて軽く見られがちですが、意外とアカウント停止になりやすいんです!
Amazonキャンセル率とは
Amazonではキャンセルが多いと、出荷前キャンセル率が上昇します。
「キャンセルした商品数÷全体の注文数」が2.5%を超えると危険です。つまりこちら都合でキャンセルできるのは40件に1件までということです
ここで注目なのが、キャンセル率に反映されるのは商品の「キャンセル日」ではなく「注文日」だということです。
あまり知られていないですが、例えば7日以内の期限なら7日以上前の注文日の商品をキャンセルしても、数値には反映されません。これは豆知識です。
現在どの商品が数値に反映されているかについては、アカウント健全性のページから、キャンセル率のレポートを取得して確認することが可能です。
キャンセル率は、たまに7日間になったり30日間になったりと、対象期間はコロコロ変わっています。ここ数年でコロコロ変わっているので、また変更になる可能性があります。
Amazonキャンセル率の予防
Amazonキャンセル率を上昇させないためのコツをご紹介します!
「アカウント健全性」を毎日確認
毎日必ず「アカウント健全性」ページをチェックしましょう。
数日先の%まで予測し、常に超えないようにすることが大切です。
キャンセル率の数値は2〜3日前の数字が反映されているため、実は数日後のキャンセル率までは全て予測できるんです。
毎日アカウント健全性でレポートを抽出して、数日後の数値まで予測しておけば、ほぼ100%アカウント停止を防ぐことが可能です。
全商品のFBA発送への移行
いっそ全ての発送をAmazon倉庫(FBA)に依頼するのも一つの手です。
自己発送商品と異なり、キャンセル率のカウントがされないため、キャンセルになりやすい商品ほどFBA発送に切り替えてしまうのがリスクヘッジにつながります。
キャンセルが発生しにくい方法での発送に心がけていきましょう。
特にすでに何度かキャンセル率で警告がきている方は要注意です。アカウント停止になる前にさっさとFBA発送に切り替えてしまいましょう。
購入者キャンセルの活用
実は購入者からキャンセルの申し出があった場合に限り、キャンセル率は上がらない仕組みになっています。それが「購入者都合のキャンセル」です。
【購入者キャンセルの方法】
購入者が「購入者都合のキャンセル」という件名で、ストアにメッセージを送り、出品者がそれを確認した後、「購入者都合のキャンセル」という件名で注文キャンセル処理を実施する。
- お客様側
「注文履歴 → キャンセルリクエスト → 購入者都合のキャンセル」で送信
- 出品者側
「未出荷 → 注文のキャンセル → 購入者都合のキャンセル」で送信
上記の手続きを踏んだ注文キャンセルは、キャンセル率に影響しないようになっています。
セラー初心者はこの仕組みに気づかず、購入者からの依頼も全て出品者都合のキャンセルで処理してしまい、キャンセル率が急上昇してしまうことがありますので注意しましょう。
そのため、もし「購入者都合のキャンセル」以外の件名でキャンセル依頼をいただいた場合、正しい手順をメールで送ってあげる必要があります。
大変お世話になっております。
Amazon〇〇ストアの〇〇と申します。
大変恐縮ではございますが、ご注文のキャンセルにつきまして、キャンセル方法が少し異なっており、リクエストを処理できない状態となっております。
具体的には、注文履歴よりメッセージをいただいた際、件名を選択する欄で〇〇をご選択いただきましたが、「購入者都合のキャンセル」で改めて送信いただけますと、問題なくリクエストの処理ができるようになります。
*スマートフォンの場合は「出品者へ連絡」より、左上の選択欄で「注文をキャンセル」をご選択の上、送信ボタンを押していただけたらと存じます。
大変お手間をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
この仕組みを最大限活用することが、キャンセル率を上昇させない必須条件です。
仕入先の在庫チェック
受注生産の方は、常に仕入先の在庫をチェックしておきましょう。
メーカー仕入れでの受注生産品は、仕入先の在庫チェックとメーカーの休業日をリアルタイムでチェックしておきましょう。(長期休暇で注文を受けたり、在庫が存在しないとキャンセルせざるを得ないため)
これが原因で、正規代理店にも関わらずアカウント停止になった方を知っています。
毎月の販売数の底上げ
現在出荷遅延率が悪化している、もしくは数日後に悪化する予定の場合は、一時的に大量に商品を販売して出荷遅延率の分母を増やすのが応急処置です。
モノレートなどを確認して、商品の売れ行きがよく値段の安い商品をいくつかピックアップして出品するといいかと思います。
毎月の販売数を増やせば、その分キャンセル率も下がります。
慢性的にキャンセル率に悩んでいる方は、数百円の損失は覚悟して毎月の販売数そのもの増やしてしまうのがいいかもしれません。

Amazonキャンセル率からの復活
アカウント停止の基準は今までのアカウント運営状況で決定されます。
たまに「2.5%を超えたのですが、これってアカウント停止になるんですか!?」と質問をいただくことがあります。
これはアカウントによるんです。50%でも停止にならない場合もあれば、2.6%で停止になる場合もあります。
個人的には、キャンセル率で何度か警告や審査を受けていたり、同様のアカウント停止を受けていたりすると2.6%であってもアカウント停止になる可能性が高い気がします。それらを総合的にアカウント停止を判断しているのだと思っています。
なのでアカウント停止の口実を作らないためには、常にキャンセル率の目標数値を超えないことが重要です。
なお、アカウント停止時には以下のようなメールが届きます。

上記のメールに対して、数千文字の改善計画を提出する必要があります。
ただ時間が限られている中で、Amazonが求める内容の改善計画を、数千文字の分量で作成するのは非常にハードルが高いです。正直難しいと感じた方も多いのではないでしょうか?
しかしご安心ください。
300件以上のアカウント復活実績を通じ、最善の方法であなたのアカウントを救います。
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Amazonキャンセル率対策まとめ
以上、Amazonキャンセル率の対処法まとめでした。
キャンセル率なんて…と余裕をぶっこいていると、何度目かに突然アカウント停止を食らう羽目になります。
そうならないように普段から予防を全力で心がけましょう!