
今回は、Amazon真贋調査についての考察記事です。
一般的に真贋は再開が難しいと言われていますが、実際にはよく理解していない人が多いだけな気がします。原因を突き詰めれば個人的には難しい問題ではないんです。
そこでみなさんと真贋についての重要な情報を共有させていただきます。
実はAmazon真贋調査には通報者の異なる2種類のパターンが存在するんです!
Amazon真贋調査は2種類ある!
Amazonでは定期的に真贋調査があります。
警告だけの場合もあれば、一発停止の場合もあります。どちらにせよアカウントの危機的状況であることに間違いありません。
さらに現在、停止からの再開が難しい場合、売上金はほぼ100%返ってきません。

みなさんは、これらの真贋調査が2パターンあることはご存知でしょうか?
実は真贋の通報相手によって、真贋調査の方法も異なっているんです!
1パターン目は、販売相手である顧客から「このバッグ偽物じゃない?ふざけんな」と通報されるパターンです。
発送した商品が不備があり、その顧客からクレームをもらった流れで発生します。
2パターン目は「Hermes」という企業が直接「Amazonさん、なんか正規代理店じゃない奴がウチの商品売ってるんだけど、こいつなんなの?」と通報するパターンです。
後者の場合、別に偽物を販売していなくても突然アカウント停止になったりします。
Amazon真贋調査①:顧客通報
まず顧客からの通報パターンをご紹介します!
顧客通報の具体例

こちらの顧客通報パターンの特徴は「改善計画」を要求されることです。
具体的には「原因」「アクション」「対策」を求められます。そのため請求書に不備がある方ほど、改善計画で勝負できるので有利です。
また、指摘ASINが1つや2つであることが多く、後述のメーカー通報のように必ず3ASINではないのが特徴です。
根本原因を調べる方法
まずは指摘ASINについて、今まで顧客からクレームがなかったかを調査しましょう。
- 低評価はないか
- 返品履歴はないか
- マーケットプレイス保証申請はないか
上記を参考に徹底的に調査してみましょう!
顧客通報の対応方法
顧客通報の対応方法は改善計画が重要です。
請求書だけでなく改善計画も併せて求められているため、しっかりとした改善計画があることが大前提です。逆に請求書だけ提出しても再開しません。
先ほどの調査方法で、まずは通報を受けた原因を調査しましょう。そして原因とその対策を記載した改善計画を、請求書と一緒に提出することが第一歩です。

Amazon真贋調査②:メーカー通報
次にメーカー通報パターンをご紹介します!
メーカー通報の具体例
メーカー通報の特徴は、「請求書」のみを要求されることです。
相手からのメールには、改善計画うんぬんが一切記載されていないため、唯一求められている100%請求書のみで勝負する必要があります。


上記の文面でも分かるように、メーカー通報はひたすら請求書だけ要求されます。
そのためかなり請求書が重要になってきます。
もし存在しない方は無理やり改善計画を作成して、請求書が存在しない理由をAmazonに納得させる必要があります。
メーカー通報?無作為抽出?
そもそもメーカー通報って何?
実は通報元については仮説が2つあるんです。
つまりブランドメーカーが通報して発生するのか、Amazonが定期的に調査することで発生しているのかの2つです。
主にアカウント開設直後〜半年で発生することが多いため、Amazonが無作為抽出して新規セラーを潰しているのではと噂されていました。
ただ個人的には、メーカーからの通報が原因ではないかと考えています。
その理由としては、指摘ASINのブランドが偏る(任天堂3商品など)ことがほとんどだからです。Amazonが無作為抽出しているなら、ブランドは別々になるはずですよね。
本来、Amazonが無作為調査をするなら、完全に別ジャンル別ブランドの3商品の方が、調査に信憑性が出るためです。
例えば任天堂には知的財産部という部署が存在します。
おそらく今回のメーカー通報は、任天堂とAmazonの間ではこんなやりとりがあるのではと考えています。
任天堂「あれ、なんで正規代理店以外の訳のわからないセラーが、自分のゲームを販売しているんだ?Amazonさーん!こいつ迷惑!」
Amazon「承知しました。任天堂様が正規だと認めていないってことは、このセラーは偽物を販売している可能性がありますね、このセラーはとりあえずアカウント停止にしてから、3ASIN見繕って事情を聞いてみますわ!」
大体こんな事情なのではと考えています。
メーカー通報の対応方法
メーカー通報への対応方法は、請求書の提出が中心です。
ただし何を提出してもOKではありません。実は請求書の種類ごとに再開のしやすさは全く異なるんです!
そんな請求書の強さの一覧は以下の通りです。
- メーカーや正規代理店の請求書(ドン・キホーテなど)
- 正規以外の法人の請求書(楽天などECサイト含む)
- 海外・日本Amazonの請求書
- メルカリなどの個人の請求書
- 請求書が不十分 or 請求書がない
上記の通り、メーカーや正規代理店の請求書があればかなり再開しやすいです。
逆に訳のわからない個人からの請求書だと再開できない可能性があるんですね。
もし上記の表を見て、あなたの請求書が弱い場合は、その理由の説明を合わせて提出するなど、工夫をして提出する必要がありますね。
弊社ではそのコツを十分に心得ています。そのため請求書がない&不十分な場合でも再開することも多いです。
請求書が不十分で再開できない方、逆にしっかりした請求書があるのに再開できない方が多くいらっしゃいます。アカウントスペシャリストに請求書を通すのは結構コツが必要なんです。僕自身、かなり試行錯誤を繰り返しました。
僕はそんなセラーのために垢BANからの復活サポートを現在行っています。
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<請求書の偽造について>
たまに請求書を偽造する方がいらっしゃいますが、絶対にやめるべきです。結局再開できずに、僕に依頼いただくことが多いからです。
実際に確認しても解像度ですぐに偽造だと分かるような代物だったりします。世界一のIT企業に、そんなもので闘いを挑んだら逆に審査を打ち切られますよ。
大前提に「私文書偽造罪」という立派な犯罪です。絶対に加担しちゃダメです。
アカウントスペシャリストに対して一発で簡単に再開できるといった「都合の良い裏技」なんて、結局のところないんです。
不安な時こそ、そういった話に騙されないようにしましょう。

Amazon真贋通報は対応次第!
以上、2パターンの真贋のご紹介と対応方法についてでした。
真贋は一般的には再開が難しいと言われていますが、実際にはあまり理解していない人が多いだけな気がします。個人的にはそこまで難しいとは思っていません。
この記事を参考に、再開に向けて頑張っていきましょう!