どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です!
今回はAmazonサスペンド対策入門記事です。
今回はアカウント停止について、停止原因別&停止状況別の対処法をまとめました!
今までのアカウント復活代行サポートの成功事例は、別記事にまとめてあります。

Amazonサスペンドってなに?

Amazonサスペンド、つまりアカウント停止はAmazonセラーにとって非常事態です。
Amazonでは規約違反が発生すると、アカウントスペシャリストから出品権限が取り消されます。
その際は「改善計画」を提出して、二度と規約違反をしない旨をAmazon側に納得してもらい、初めてアカウント再開が可能となります。


何度送っても「改善計画」が通らなかった場合は、アカウント閉鎖となります。
その場合は、二度とAmazonで出品活動ができないばかりか、現在振込保留中の売上金が全額没収となります。
まず読んでほしい!オススメ3記事

Amazonアカウント停止でお困りの方は、まずこちらの3記事を読むことをおすすめします。
アカウント再開に向け、サスペンドの基礎知識を身につけましょう!
アカウントスペシャリストについて

売上金保留について

改善計画書について

アカウント停止|状態別ガイドライン

アカウント閉鎖

レビュー中です(72時間以内)

アカウントは現在も審査中です

出品者出荷の無効

ログインできない

アカウント停止|原因別ガイドライン

Amazonサスペンドは、原因を知ることが一番の対策です。今回はそんなサスペンド原因を、相談件数が多い順にご紹介していきます!
真贋調査(商品の信憑性)

「真贋調査」とは、つまり偽造品販売の疑いです。

指摘ASINの請求書も提出する必要があるため、他の原因と比べて難易度は高いです。そのためアカウント再開にはコツが必要です。
ただし状況次第では請求書がなくても復活は可能です。詳しくは個別にご相談ください。
真贋調査の対処法まとめ

知的財産権の侵害(権利侵害)

「知的財産権の侵害」も非常に多い案件です。
知的財産権でのアカウント停止は、二度ほど警告メールが届いた後にサスペンドとなるケースが多いため、警告の時点でしっかりと対策を講じる必要があります。
改善計画を書く際には知的財産権(商標権・著作権・特許権・意匠権)の違いを意識して書く必要がありますね。
知的財産権の対処法まとめ

制限対象商品

制限対象商品とは、Amazonが出品を禁止している商品です。
もし出品してしまうとアカウント停止になってしまうので、Amazon制限対象商品ポリシーはしっかりとチェックする必要があります。
制限対象商品の対処法まとめ

請求書の偽造&改ざん

請求書の偽造&改ざんとは、偽造した請求書をAmazonに提出することです。
提出した請求書が偽造・改ざんしたものであると判明した場合、一瞬でアカウント停止になってしまいます。
請求書偽造の対処法まとめ

販売履歴に裏付けられていない

「現在の販売数が、購入者からの評価や確定した販売履歴に裏付けられていない」事によるアカウント停止は、ストアの販売数や評価数に異常値があった場合に発生します。
弊社の経験上は「全ての評価が5」+「評価が少ない」+「作成後間もないアカウント」の条件が揃った方にこのメールが届くことが多いようです。もしくは「大量購入があった場合」も原因になる場合があります。
販売履歴の裏付けの対処法まとめ

別のアカウントとの紐付け

別のアカウントとの紐付けとは「複数アカウントを保有している」と疑われている状態です。
Amazonでは1人が複数のアカウントを所持することは禁止されています。そのためAmazonは規約違反である複数アカウントの作成防止のため、徹底的にセラーを監視しています。
紐付けの対処法まとめ

カスタマーレビュー操作

カスタマーレビュー操作とは商品ページ内のカスタマーレビューを操作する規約違反です。
レビュー操作の対処法まとめ

売上ランキング操作
ご利用の Amazon 出品用アカウントは閉鎖されています。出品されていた商品は削除されました。出品者様のアカウント残高はそのままとなりますが、この問題が解決されるまでお振り込みは留保されます。ご利用のアカウントにこれ以上影響が生じないようにするために、受注済みの商品については発送をお願いいたします。
この措置がとられた理由
不正な販売行為により、「出品者の評価、フィードバック、およびカスタマーレビューの不正使用」、「売上ランキングの不正使用」、および「検索およびブラウズの不正使用」のポリシーへの 1 つまたは複数の違反があったことが判明したため、措置を講じさせていただきました。「出品者利用規約および出品者行動規範」に関する Amazon のポリシーについては、https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/200386250 をご確認ください。この結果、出品者様は該当の出品アカウントを介した Amazon での出品ができなくなりました。
アカウントを再開する方法
アカウントを再開するには、以下についての説明を含むパフォーマンス改善計画をお送りください。
— 売上ランキング、競合する出品情報、検索およびブラウズの不正使用の根本原因。
— 行動規範違反を解決するために実行したアクション。
— 今後この違反が起こらないよう実施した対応。
Amazonでは、売上ランキングの順位を不正に操作することは規約違反です。
自社商品のAmazonランキングの順位を上げようと、自分や第三者に依頼して大量に自社商品を購入したりすると、アカウント停止になる場合があります。
売上ランキング操作の対処法まとめ

Amazonギフト券の不正利用

Amazonギフト券の不正利用で購入用アカウントが停止になる場合があります。
Amazonでは転売サイト(amaten,アマギフトなど)でのギフト券購入は、犯罪に利用される(送金時に跡がつきにくい)ことが多いため禁止されています。
不正ギフト券の対処法まとめ

出荷遅延率

出荷遅延率の悪化による停止は、出荷遅延率が4%を超えた場合に発生します。
出荷遅延率が悪化した原因を特定した上で、パフォーマンス改善計画書を提出する必要があります。
出荷遅延率の対処法まとめ

キャンセル率

出荷前キャンセル率の悪化による停止は、キャンセル率が2.5%を超えた場合に発生します。
仕入予定先に在庫がない場合、商品の仕入ミス、配送ミス、保管ミスなどが挙げられます。
キャンセル率の対処法まとめ

注文不良率

注文不良率の悪化による停止は、注文不良率が1%を超えた場合に発生します。
顧客から低評価やマーケットプレイス保証を食らうと、注文不良率は上昇します。
注文不良率の対処法まとめ

追跡可能率(VTR)

追跡可能率の悪化による停止は、追跡可能率が95%を下回った場合に発生します。
2021年4月1日から適用された追跡可能率(VTR)のパフォーマンス指標。それ以後、定期的にアカウント停止の事例が発生しています。
追跡可能率の対処法まとめ

注文保留テロ

注文保留テロは、購入アカウントを使って複数回、競合他社の商品を注文保留状態にした場合に発生します。
仮に他人名義の購入用アカウントを作成して嫌がらせをしたとしても、その商品と競合しているのが毎回全て自分の出品用アカウントであることは間違いないので、すぐにバレます。
Amazonの自動判定機能の検知能力を舐めてはいけません。同じ理由で、レビュー操作なども購入用アカウントの名義関係なく出品用アカウントがガンガン止められています。

ASINカタログの重複

ASINカタログ(商品ページ)の重複とは、同じ商品なのに別ASINを作っちゃうことで発生します。
Amazonでは1商品につき商品ページは1つと決められています。そのためすでに商品カタログ(ASIN)がある商品について、新しい商品ページを作ってはダメなんです。
1、2個ならともかくツールで何百点も一気に重複ページを作成すると一瞬でBANされます。
ASINカタログ重複の対処法まとめ

ブランドの誤り(事前承認要件)

ブランドの誤り(事前承認要件)とは、該当商品ページのブランド名(商品名の下に記載)がブランド権利者が設定しているブランド名とは異なっていることが原因のアカウント停止です。
例えばSEIKOブランドの商品ページの場合、SEIKOが作った「SEIKO」というブランド名で統一されています。その上でそのブランド名に出品登録する際は「事前承認」システムで勝手に登録できないようにしています。
ブランド事前承認の対処法まとめ

コンディション違反(中古の疑い)

コンディション違反(中古の疑い)は商品のコンディション状態に対して購入者から苦情が届いた場合に発生します。
つまり「新品のはずなのに中古商品が届いた!汚れや傷がある!」と顧客から通報されることで発生します。
コンディション違反の対処法まとめ

出荷通知後に注文を出荷していない

出荷通知後に注文を出荷していないことによるアカウント停止は、出荷通知を押した後、なんらかの理由で商品を配送せずに購入者から苦情が複数回届いた場合に発生します。
例えば上記画像の場合「出荷通知後に注文を出荷していないことを示す情報を確認」といった文言が規約違反であったことがわかります。
出品用アカウントの停止の中では唯一、ログイン自体ができなくなることが特徴です。
「とりあえず出荷通知を押してから、数日後に発送すればいいだろう」というケースで発生することが多いですね。
出荷通知後の未出荷の対処法まとめ

十分な正当性のない返金・支払い
Amazon のビジネスソリューション契約の第 3 項に従って、出品者様の Amazon 出品用アカウントは停止されました。
出品情報は削除され、未発送のご注文はキャンセルされました。
この措置がとられた理由
Amazon では、このアカウントでは、十分な正当性のない返金または支払いが実施され、Amazon のサービスが悪用されていることを示す情報を確認したため、この措置を講じました
この Amazon のサービスを悪用する行為は、Amazon の出品者行動規範 (https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/G1801) に対する違反となります。
アカウントが誤って閉鎖された場合 手違いがあったと思われる場合は、その旨の説明をお送りいただきますようお願いいたします。
その説明には、以下の情報を含めてください。
— 出品者様のアカウントが Amazon サービスビジネスソリューション契約に準拠していることを示す証拠または例。
必要な情報の送信方法
この情報を selling-partner-action-review@amazon.co.jp に提出してください。
Amazonでは「十分な正当性のない返金または支払い…」という文面のメールが届いて、突然アカウント停止になる場合があります。
キャンセル率を上げないためにわざと出荷通知を押してから返金処理をするなど、返金処理自体を悪用した場合に当てはまります(ただし冤罪も多いので身に覚えはないかもです)

不正確または不適切なコンテンツ

不正確または不適切なコンテンツによる停止は、商品ページ内の記載に規約違反の文言が含まれていたことが原因で発生します。
例えば上記画像の場合、商品名に記載されていた「新品」といった文言が規約違反であったことがわかります。
Amazonで掲載してはいけない情報は商品詳細ページの規則に記載されています。
不正確または不適切なコンテンツの対処法まとめ

購入者の個人情報を共有

個人情報の共有とは、「購入者の名前・住所・電話番号・注文した商品名」などの個人情報を不正に利用・公開した場合に発生します。
例えば「その連絡先を営業活動に利用する」「ネット上に個人情報を公開する」「第三者と個人情報を共有する」など、発送以外で個人情報を利用したことが判明した場合、アカウント停止となります。
顧客にメッセージが届かない場合に、電話やSMSで顧客に連絡をとってしまうことも規約違反です。
個人情報の共有の対処法まとめ

規約違反の注文を繰り返した

規約違反の注文を繰り返したことが原因で購入用アカウントが停止になる場合があります。
今回の問題は「Amazon規約に違反した注文」を購入アカウントでしていたことを疑われたことが原因です。
- 報酬を貰うため、誰かの商品を注文したりレビューした
- パフォーマンス悪化を避けるため、自分の出品商品を注文した
- 評価をあげるために、自分の出品商品にレビューをつけた
不正注文の対処法まとめ

アカウント作成時の書類不備

本人確認の書類不備による停止は、アカウント登録時の情報不備や書類不備により発生します。
具体的には登録時のクレジットカードや、身分証明書や銀行明細の不備で発生します。
Amazonでは出品用アカウント開設時の登録情報に不備があった場合、本人確認書類を追加要求されます。
本人書類不備の対処法まとめ

アカウント警告|商品削除ガイドライン

「権利侵害」警告メール

「商品の信頼性(偽造品)」警告メール

「中古の疑い」警告メール

アカウント再開できない場合

アカウントを取り戻すためには数千文字の分量で「Amazonが求めている内容での改善計画書」を提出する必要があります。
しかし改善計画書を、初めてアカウント停止になった方が一人で書き上げるのはかなり難しいです。もし数千文字書き上げたとしても、その内容は「相手が求めている文章」とは大きくズレていることがほとんどです。
提出回数が増えるごとに相手の反応は冷たくなっていき、再開しづらくなっていきます。そんな少ないチャンスに見当違いの文章を提出して、アカウント再開の機会を逃してしまうのは非常にもったいないですよね。
そんなお困りのセラーのため、弊社では合計500件以上のアカウント再開実績を通じてAmazonアカウント復活代行サポートを実施中です!専門家の私が全力でサポートします。

あなたのアカウントと売上金を取り戻します!

お困りの方は、ぜひ一度弊社までご相談ください。

Amazonサスペンド脱出方法まとめ

以上、Amazonサスペンドの原因別の脱出方法まとめでした。
全ての問題には必ず原因があって解決策が存在します。アカウントで問題が発生した時は、この記事を参考にして解決していきましょう!