
今回はAmazonサスペンド対策入門記事です!
Amazon販売は、実はリスクだらけです。
現在も突然サスペンドとなってしまった事業者から、数多くの相談をいただいています。
そんなセラーを1人でも救うべく、Amazonサスペンドを事例ごとに分析しました!
Amazonサスペンドってなに?
Amazonサスペンドとは、つまりアカウント停止のことです。
Amazonでは規約違反が発生すると、アカウントスペシャリストから「Amazonからの重要なお知らせ」というメールが届き、出品権限が取り消されます。
その際は「改善計画」を提出して、二度と規約違反をしない旨をAmazon側に納得してもらい、初めてアカウント再開が可能となります。
何度送っても「改善計画」が通らなかった場合は、アカウント閉鎖となります。
その場合は、二度とAmazonで出品活動ができないばかりか、現在振込保留中の売上金が全額没収となります。
Amazonサスペンドの原因「15選」
Amazonサスペンドは、原因を知ることが一番の対策です。今回はそんなサスペンド原因を、相談件数が多い順にご紹介していきます!
真贋の疑い

「真贋の疑い」とは、つまり偽造品販売の疑いです。
指摘ASINの請求書も提出する必要があるため、他の原因と比べて難易度は高いです。そのためアカウント再開にはコツが必要です。
ただし状況次第では請求書がなくても復活は可能です。詳しくは個別にご相談ください。

知的財産権の侵害

「知的財産権の侵害」も非常に多い案件です。
二度ほど商標権等の警告メールが届いた後にサスペンドとなるケースが多いため、警告の時点で対策を講じる必要があります。
真贋と違い、必ずしも請求書が必要ではないため、数千文字におよぶ、かなり長文の改善計画の提出が復活のカギとなります。
そのために知的財産権(商標権・著作権・特許権・意匠権)そのものを深く理解する必要があります。


関連アカウント

「関連アカウント」は別のアカウントとの紐付きが原因です。
Amazonは複数アカウントの作成防止のため、徹底的にセラーを監視しています。
最近は身分証明書の提出が義務付けられるなど、年々その傾向は強まっています。
またIPアドレス(Wi-fi)も徹底的に監視しており、マクドナルドなどの公共WifiでAmazonにログインしただけでサスペンドになるケースもあります。
もちろん関連アカウントからの復活も、改善計画次第で十分に可能です。
法人アカウント等、規約で認められている場合を除き、2つ目の作成はNGです

レビュー操作

Amazonではレビュー操作は規約違反です。
レビューは「出品者評価」「商品レビュー」の2種類ありますが、どちらも故意的なレビューはOUTです。
Amazonは世界一のIT企業です。全てのビッグデータを活用して不正レビューをした人間を追い詰めます。絶対に不正レビューに関わらないようにしましょう。
そのため、安易にレビューの付け合いをしたり、購入アカウントを大量に作成している方は、必ず後悔することになります。
SNSグループや、レビュー専門会社に依頼した方からも依頼を受けています。
これらのサービスは非常にリスクが高く危険です。

ランキング操作

ランキング操作という規約違反も存在します。
ランキング操作とは、購入アカウントを大量に作成したあと「商品名を検索して購入」を繰り返すことで、取扱商品の「ジャンルごとの売上ランキング」で上位を狙ったり、キーワードSEOを上位表示させることを狙うことです。
しかしこの方法もリスクが大きいのが現状です。
Amazonでは、購入アカウントの大量作成も、商品の大量購入も、全て監視されています。ランキング操作は一瞬でバレますよ。
不正ギフト券

最近増えているのが、不正ギフト券です。
不正ギフト券とは、「Amazon.co.jp以外で購入した全てのギフト券」をいいます。
Amazonでは他サイトでのギフト券購入は規約で禁止されています。転売サイト(「〇〇ギフ」など)といった転売サイトのギフト券は、犯罪に利用されることが多いことためです。
Amazonギフト券は送金時に跡がつきにくいため、ハッカーなどが資金調達やダークウェブでの決済に利用しています。
規約違反であることを知らないまま購入・使用してしまう方が多く、アカウント停止となってしまう方が後を断ちません。

注文不良率

上記は注文不良率の悪化による停止です。
顧客から低評価やマーケットプレイス保証を申請されると、注文不良率は上昇します。
販売数が少ない時は致命傷となりかねません。


出荷遅延率

上記は出荷遅延率の悪化が原因です。
出荷遅延率は、実は油断大敵です。
アカウント停止になってしまうと、なかなか復活が難しいのが出荷遅延率の特徴です。
出荷通知の出し忘れ、ギリギリに設定した出荷作業日数などには注意しましょう。

出荷前キャンセル率

出荷前キャンセル率によるサスペンドは、無在庫出品や受注販売の方に多いです。
仕入れ先の休業日を把握しきれていなかったり、取引先の倒産により仕入れができなくなる場合に多く発生します。
その他、購入者都合のキャンセルを理解していない初心者セラーがサスペンドとなってしまう場合があります。

商品カタログの重複

実は商品カタログの重複も規約違反です。
Amazonでは1商品につき商品ページは1つと決められています。
Amazonでは同じ商品ページは新規作成はできません。そのため既存の商品ページに出品する必要があります。
ただし通常は同じページを登録しちゃっても勝手にシステム統合されるため、アカウント停止まで至ることはありません。

しかしツールでの大量作成だと、話は別です。
何百点も一気に重複ページを作成すると一瞬でBANされます。まぁAmazonからしたら業務妨害に近いので、当然の措置ですよね。

公正な価格設定に関するポリシー

2020年3月〜5月に流行ったのが価格設定ポリシーです。
新型コロナの影響で品薄となっている商品を出品すると、価格設定に関わらずシステム感知でサスペンドとなってしまいます。
勘違いされる方も多いですが出品商品ごとにシステム感知しているため、例え定価でもサスペンドになります。
現在判明している商品は、以下の通りです。
- マスク
- アルコール・消毒液
- 除菌シート
- ハンドソープ
- ティッシュ・トイレットペーパー
- お茶・水などの生活必需品
- 懐中電灯・電池などの防災用品
新型コロナ騒動が収まるまで、上記商品の出品は取りやめることをおすすめします。
制限対象・出品禁止商品



Amazonには出品が禁止・制限されている商品が存在します。
これらを出品すると、サスペンドとなってしまうためAmazon制限対象商品ポリシーはしっかりとチェックする必要があります。
特に農薬やスプレーなどの化学薬品、未承認の医薬品・サプリ、大人向け商品などの項目は僕が直接サスペンドを確認済みです。

バリエーション違反

バリエーション違反は出品ミスで発生します。
これは出品ページのサイズやカラーと異なる商品を発送してしまい、顧客からクレームがあった時に発生します。
この問題が発生したら、直ちに発送済み商品を一つずつ確認しましょう。
コンディション相違

コンディション相違は発送商品が、商品ページのコンディションと異なる場合に発生します。
つまり新品のはずが中古を発送し、顧客から通報されることで発生します。
Amazonに対し、中古を発送してしまった理由を改善計画として提出する必要があります。

アカウント作成時の書類不備

新規登録時に発生するのが書類不備です。
アカウント登録時の情報不備や書類不備により、この問題が発生します。
具体的には登録時のクレジットカードや、身分証明書や銀行明細の不備で発生します。
Amazonからは公共料金の資料の提出を求められますが、実際にはそれだけでは再開することはありません。
そのため、長文の改善計画の提出が必要です。

Amazonサスペンドからの復活方法
Amazonサスペンドから復活するためには、原因ごとに数千文字の改善計画を提出する必要があります。

しかし年々アカウント再開の難易度は上昇しており、アカウント閉鎖の最悪のケースも十分に考えられます。
また2021年現在、アカウント作成時には身分証明書が必要なため、複数アカウントは事実上作成不可能です。そのためAmazonを撤退する事業者が後を断ちません。
しかしご安心ください。
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Amazonサスペンド脱出方法まとめ
以上、Amazonサスペンドの原因別の脱出方法まとめでした。
全ての問題には必ず原因があって解決策が存在します。アカウントで問題が発生した時は、この記事を参考にして解決していきましょう!