FDAのラベル表示要件違反とは？米国Amazonの制限対象商品の1種です。

どうも! 吉田航基（@hiyoko_tabi）です。

米国Amazonでは突然「FDAのラベル表示要件違反」という制限対象商品の警告が届く場合があります。

今回はそんな「FDAのラベル表示要件違反」による警告＆アカウント停止を解説していきます。

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FDAのラベル表示要件違反（制限対象商品）とは

今回の事例では、突然「制限対象商品の項目」にFDAのラベル要件違反というポリシー違反の警告が表示されます。

それぞれの警告画面や、メール文面を解説していきます。

アカウント健全性ページの画面

アカウント健全性ダッシュボードでは、「制限対象商品に関する規約違反」に警告が付きます（赤枠）

上記の赤枠の「制限対象商品に関する規約違反」をクリックすると、制限対象商品の規約違反が一覧で表示されます。

その中で「詳細を表示」のプルダウンをクリックすると、下記のように「この商品はFDAのラベル表示要件を満たしていない未承認商品と特定されました」という警告がついていることがわかります。

「繰り返しの規約違反」でのアカウント停止

制限対象商品でアカウント停止になる場合は、2種類存在します。

一つ目は、制限対象商品の問題が「5日間の間に繰り返し2回」発生した場合です。

＊繰り返しとは「180日以内の回数」ではないです。それだとほぼ全てのセラーが停止されます。基本的に下記の違反5回や2回という上限については「5日以内での回数」であると言われています。

この場合は、100点以上のスコアがあったとしてもアカウント停止になります。

繰り返し発生した規約違反の場合、アカウント健全性ダッシュボードの右上に「新しい情報を送信する」ボタンが表示されるため、こちらをベースに進んでいきます。

「健全性スコア」によるアカウント停止

二つ目は「スコア値が100を下回った場合」です。

制限対象商品の警告は、基本的に「高-違反が繰り返されました」なので一気に点数が引かれてしまいます。

その場合、「アカウント健全性評価がアカウントの利用停止のしきい値を下回ったため」というメールが届いて、アカウント停止になってしまいます。

この場合は警告を解除して100点以上に戻すことができればアカウントは自動的に再開します。

この場合は、アカウント健全性ダッシュボード右上には申立てボタンは出現しないため、警告に対して、一つずつ申し立てをして消していく作業になります。

FDAラベルの貼付不備が原因

米国食品医薬品局 （FDA）とは？

米国Amazonでは、食品・医薬品・化粧品に関して米国食品医薬品局 （FDA）という機関が監督しています。

FDA・・・「Food and Drug Administration（直訳：食品と薬に関する行政）」の略称

日本でいう厚生労働省のイメージですね。

そのため米国に商品を輸出する際は、商品パッケージの上から米国のFDAが定めた要件を全て満たしたラベルを貼付した状態で、商品を送る必要があります（下記のイメージ）

例えば表示ラベルは、米国の消費者に伝わるように英語表記のラベルを貼る必要があります。

またラベルのサイズや仕様、表記内容についても、商品によって細かく必要事項が異なります。

輸出する国の言語ごとに、商品パッケージを工場で作るときに丸々変えるのは難しいですよね。そのため「商品のパッケージの上に、一枚英語のラベルを貼ってくれればそれでいいよ」という仕組みです。むしろ販売業者にとっては優しい措置だったりします。

英語表記のFDAラベルが主な原因

今回の制限対象商品(未承認商品)の問題は、これらのFDAラベルが原因です。

米国Amazonで販売している商品についてFDAラベルを貼付していなかったり、要件を満たしていないFDAラベルだったことが原因です。

米国食品医薬品局 （FDA）が定めるラベル要件については、それぞれAmazon規約にも記載されています。

栄養補助食品のラベル表示について
化粧品のラベル表示について
医薬品のラベル表示について

自己配送でもFBA配送でも発生

またFDAの警告は自己配送の商品であっても、FBA配送の商品であっても発生します。

しかも購入者から苦情が届いたわけでもなく、FBA倉庫でAmazonに調査をされたわけでもないのに突然警告が届く場合も多いです。

特に違反内容もなく、ちゃんと要件通りの英語表記ラベルを貼付している方も多く、原因がわからないまま困惑されている方も多い印象です。

そのため、FDAの規約違反を指摘される具体的なきっかけは判明していません。

販売履歴のない商品でも発生

中には「過去に一度も販売をしていない商品」であっても指摘される場合もあります。

その場合は、出品している商品詳細ページの画像に英語表記がないことを指摘される場合があります。

もはや商品に貼付したラベルとか関係ないですよね。

指摘されたラベル要件違反の話とはズレてますので、かなり理不尽ですが、基本的には全て日本語表記になっている商品画像の商品ページは、このように突然警告が飛んでくる可能性があります。

米国Amazonで出品登録する際は、日本語だけの画像のページには出品しないことをおすすめします。

FDAのラベル表示要件違反の再開手順

「FDAのラベル表示要件違反」からの再開手順をまとめました。

Amazonへの改善計画書の提出方法

今回の警告の場合、パターンごとに提出方法が異なります。

繰り返しの規約違反の場合は、アカウント健全性右上の「新しい情報を送信する」ボタンから提出していき、Amazon側を納得させる必要があります。

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健全性スコア100点以下が原因の場合、下記のように警告ごとに申し立てをして警告を解除していき、健全性スコアを100点以上に戻す必要があります。

アカウント警告＆停止の解決事例

この案件については発生事例自体は少ないですが、ちゃんと解決事例がありますので、ご安心ください。

【Amazonアカウント停止 復活情報🐤】

米国Amazonの制限対象商品（FDAラベル）で停止されていた警告3件が無事に解除できました。

一つが異常長引いて8回も提出することになりましたが、全て警告が消えたのでホッとしました。 pic.twitter.com/01WjrDIeIS

— 吉田航基@Amazon物販お悩み相談室🍀 (@hiyoko_tabi) March 14, 2024

【Amazonアカウント停止 復活情報🐤】

米国Amazonの制限対象商品（FDA）で停止になっていたアカウントが、無事に5回目の提出で再開できました💐 pic.twitter.com/dPOH8bNEm7

— 吉田航基@Amazon物販お悩み相談室🍀 (@hiyoko_tabi) September 24, 2023

アカウント再開に向けた方法とは

今回の案件は、改善計画書で解決できます。

そのためアカウントを取り戻すためには、Amazon側の求めている内容に合わせて、数千文字の分量でAmazonが求めている内容を提出する必要があります。

ただ、初めての方が一人で書き上げるのはかなり難しいです。もし数千文字書き上げたとしても、その内容は「相手が求めている文章」とは大きくズレていることがほとんどです。

提出回数が増えるごとに相手の反応は冷たくなっていき、再開しづらくなっていきます。

そんな少ないチャンスに見当違いの内容を提出して、アカウント再開の機会を逃してしまうのは非常にもったいないですよね。

そんなお困りのセラーのため、弊社では合計500件以上のアカウント再開実績を通じてAmazonアカウント復活代行サポートを実施中です！専門家の私が全力でサポートします。

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FDAのラベル表示要件違反｜まとめ

以上、FDAのラベル表示要件違反（制限対象商品の1種類）の解説記事でした！

こちらの案件は珍しい案件なのでネット上には全く情報が落ちておらず、また書き方にかなりコツが必要です。

お悩みの方は、ぜひ一度ご相談くださいね。