どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です!
今回は「購入者情報の不適切な取り扱い」でのAmazonアカウント停止を解説していきます!
「聞いたことない…」という方も多いと思いますが、実際に僕も年に一度くらいしか目にしない超レアなアカウント停止です。
「購入者情報の不適切な取り扱い」ってなに?
これは購入者情報の不正利用がバレた場合に発生します。
要するに「Amazonとの秘密保持契約に違反している」と言い換えてもOKです。
「購入者の名前・住所・電話番号・注文した商品名」などの個人情報は、発送作業のために仕方なくAmazonから開示されているものです。
それを例えば「その連絡先を営業活動に利用する」「ネット上に個人情報を公開する」「第三者と個人情報を共有する」など、発送以外で個人情報を利用したことが判明した場合、アカウント停止となります。
Amazon商品レビューや出品者評価に対する返信は全て「公開」されています。こちらに「〇〇様、ご購入ありがとうございます」なんて書いてしまうと、該当する場合があります。
また顧客にメッセージが届かない場合に、電話やSMSで顧客に連絡をとってしまうと同じくアカウント停止になります。
実は顧客の電話番号を「配送ラベルに記載する」以外に使うことは規約違反にあたります。
「購入者情報の不適切な取り扱い」の考察
過去のいくつかの事例をもとに、「個人情報の共有」の問題を考察してみました。
メール文面の特徴
まずは今回のメール文面を見てみましょう。
この措置が講じられた理由
注文商品出荷のために受け取った購入者情報を出品者様が不適切に取り扱ったため 、この措置が講じられました。Amazon.co.jp の出品者様が購入者の情報を不適切に取り扱うことは許可されていません。これには、購入者の名前、住所、電話番号などの注文詳細を共有、公開、開示することが含まれます。
このポリシーについて詳しくは、
「出品者利用規約および出品者行動規範」(https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/external/G1801) をご覧ください。
アカウントを再開する方法
出品用アカウントを再開するには、上記ポリシー 規約違反に対処するためのパフォーマンス改善計画を提出してください。
パフォーマンス改善計画には、以下の情報を含める必要があります。
— 注文商品出荷のために受け取った購入者情報を不適切に取り扱うことになった根本原因
— 購入者情報の不適切な取り扱いを解決するために出品者様が講じた措置。上記 このポリシー規約違反の根本原因にも対応している必要があります。
— 購入者情報の不適切な取り扱いを予防するために出品者様が講じた対策。上記このポリシー規約違反の根本原因にも対応している必要があります。
こちらのように「注文商品出荷のために受け取った購入者情報を出品者様が不適切に取り扱った」ことが原因だと記載されていることが多いのが特徴です。
なお数年前のメール文面では「購入者の個人情報の共有が確認されました」という文面になっていましたが、最近では少し難しい言い方をしているようです。
数年前のメール文面
出品者様のアカウントをお調べしましたところ、当サイトにて購入者の個人情報を共有されたことが確認されました。Amazon.co.jp では、購入者様のお名前、住所、電話番号などを含む注文の詳細を共有、公開、公表することは禁止されています。これは Amazon のポリシー違反にあたります。 Amazon のビジネスソリューション契約の第 3 項に従って、出品者様の Amazon 出品用アカウントは停止されました。
規約違反がバレる原因
今回の問題は購入者の個人情報の不正利用を疑われたことです。
経験上、原因は以下のいずれかになると思われます。
- 「その連絡先を営業活動に利用する」
- 「ネット上に個人情報を公開する」
- 「第三者と個人情報を共有する」
- 「顧客に電話やSMSで連絡をとる」
ただお察しの通り、上記がなぜAmazonにバレてしまうのか謎ですよね。実際に一人一人の個人情報の漏洩をAmazonが見つけることは難しく、そのため今回の事例も数が少ないのだと思います。
経験上、Amazonにバレてアカウント停止まで至るケースは以下のようなパターンです。
- 購入者に定期的に営業メールや電話、チラシ郵送などをおこない、購入者がAmazonに通報
- Amazon.co.jp内のコメント返信やレビュー返信に個人情報を記載して、ロボット判定で停止 or 購入者がAmazonに通報
- Twitterやブログで「有名人が僕のストアを使ってくれた!」とつぶやく
- 顧客に対して電話やSMSを通じて、営業やキャンセル依頼・評価依頼をする
下手すると訴えられます
購入者情報の不正利用は、大前提にAmazonサービスビジネスソリューション契約にガッツリ違反しています。これだけでアカウント停止の理由付けには十分です。
第三者サービス提供者:Amazon は、業務の一部を他社、または個人に委託しています。委託業務には、注文処理、商品の配送、郵便物やEメールの送付、重複する情報のお客様リストからの削除、データの分析、マーケティングの補助、検索結果とリンク(広告主へのリンクやリスティン グを含みます)の提供、クレジットカードによる支払いの処理、 カスタマーサービスなどが含まれます。代行業者は、上記の業務を遂行するために必要な個人情報を利用しますが、それ以外の目的で利用することはありません。
しかし、購入者情報の不正利用は、下手すると訴えられることに繋がりかねません。
例えば、ネット上に購入者の名前や住所を公開する、もしくは第三者に情報提供した場合、個人情報保護法に違反しています。
最悪刑事と民事で数百万円の損害賠償責任を問われかねません。
例えば「あの有名人がこんな商品を注文したぞ!Twitterでツイートしよう!」みたいなことをすると、取り返しがつかないことになります。
誹謗中傷やネットリンチという言葉が、テレビや新聞でも取り上げられるようになってきましたが、自分自身が加害者にならないように気をつけましょう。
「購入者情報の不適切な取り扱い」の再開事例
「購入者情報の不適切な取り扱い」の復活事例をご紹介します!
他にも多くの方から、アカウント再開時に感謝のメッセージをいただいています。
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「購入者情報の不適切な取り扱い」からの復活方法
今回の事例の場合、数千文字でのしっかりとした改善計画を提出することが必要です。
もちろん文字量だけでなく、状況に合わせた内容で具体的かつ端的な改善計画に仕上げることができれば、審査を通過できる可能性が高いです。
ただ時間が限られている中で、Amazonが求める内容の改善計画を、数千文字の分量で作成するのは非常にハードルが高いです。正直難しいと感じた方も多いのではないでしょうか?
しかしご安心ください。
弊社では「購入者情報の不適切な取り扱い」の事例は現在までに3件取り組んでおり、3件とも再開しております。そのため復活に向けた最善の改善計画を作成いたします。
弊社ではAmazonアカウント復活代行サポートを実施中!無料電話&メール相談OK!専門家の私が全力でサポートします。
「購入者情報の不適切な取り扱い」 対処法まとめ
以上、Amazon「購入者情報の不適切な取り扱い」の対処法まとめでした。
下手すると個人情報保護法に引っかかりかねない問題なので、個人情報を扱う際はより一層気をつけましょう!