どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です。
Amazonでは購入者から「偽物だ!」みたいな苦情コメントが届いてしまうと、商品削除になってしまう場合があります。
今回はそんな「商品の真贋に関するご連絡」での商品削除を受けた際の最新情報をまとめてみました!
真贋でのアカウント停止はこちらを参照!
「商品の真贋に関するご連絡」とは
2021年以降、購入者がAmazonカスタマーサポートなどで「偽造品を買わされた」といった内容の相談をすると、セラーに対して、Amazonから商品削除メールが届くようになりました。
なお購入者の通報が「中古商品を買わされた」といった内容だと、コンディション商品削除のメールが届きます。購入者通報パターンは主にこの2種類です。
商品削除は累積で計算されていくため、商品削除が重なるとアカウント停止になる可能性が非常に高くなります。また現在のアカウントの状況次第ではいつ停止になってもおかしくない状況だったりします。
そのため商品削除段階で、問題解決するのが一番です。
なおこの通報システムを悪用した同業者からの嫌がらせなども多発しています。許せないことですが、しかしそれを証明するのは難しいのが現状です。
Amazon側で偽造品警告として累積されている場合、アカウント健全性ページの「商品の信頼性に関するお客様からの苦情」という項目に表示されていきます。
こちらは多くの方が2件目の警告が届いて数日〜1週間後にアカウント停止になるイメージです(数日の時差がある)
ほとんどは数字が「2」で停止になりますが、ごく稀に1件目や3件目で停止になります。
基本的に真贋調査の最大苦情回数が180日以内に「2回」と決まっている(減点方式で2回で閾値を超えるため)のですが、アカウント健全性ページの数字は、必ずしも一致しないためです。
これは苦情を受けたASINの数と、購入者の数に左右されるためです。
1件目なのに停止・・・ASINごとに数字が増えていくため、同じASINに対して、違う購入者が2件連続で苦情を入れた場合、数字が1しかついていなくてもアカウント停止になることがあります。
3件目以降で停止・・・複数のASINに対して、同じ購入者が苦情を言った場合は数字が3以上になっていても、数字ほど停止リスクは高くないのだと思われます。
2022年11月追記:アカウント作成から何年も経過していて毎月大量に販売しているセラーは、アカウント健全性の総合点(緑黄赤の部分)のライフポイントが大きいので、2件以上真贋警告を受けても停止にならない場合があります。確かに毎月100件販売の1件警告と、毎月1000件販売の1件警告が全く同じって不平等ですもんね。総合点の部分が緑状態なら、2件以上警告があっても割と大丈夫だったりすることが多いです。
Amazonからの通知内容を考察
「商品の真贋に関するご連絡」での商品削除のメール文面は以下のようなイメージです。
商品削除時のメール文面
出品者様に注文した商品の真贋に関して購入者から連絡を受けました。該当商品は、このEメールの末尾に記載されています。出品者様の商品は、現在も出品中です。
このメッセージが届いた理由
安心してお買い物をしていただくために、Amazonは「商品の真贋に関するご連絡」を重く受け止めております。Amazonでは、偽造品の販売は固く禁じられています。
…
仕入れ先の連絡先情報 (名前、電話番号、住所、ウェブサイトを含む) が記載されている必要があります。Amazon から仕入れ先に連絡し、提出書類について確認させていただく場合がございますのでご了承ください。仕入れ先の連絡先情報の機密は厳守いたします。
価格情報は削除することができますが、それ以外の情報は明示されている必要があります。確認しやすいように、審査中の ASIN を強調表示したり丸で囲ったりしていただけますと幸いです。
提供するファイルは、.pdf、.jpg、.png、.gif のいずれかの形式でお送りください。これらの書類は、正本であり、改変されていないものである必要があります。
こちらは「出品キャンセルのご連絡」という件名で届くことが多いイメージです。
上記のメール文面に記載されている通り、商品は出品登録されたままですが、明らかにアカウントのリスクが高まったことがわかります。経験上、ここから数日後〜数週間後にアカウント停止になった方も多い印象です。
解決時のメール文面
真贋商品による商品削除が解決した場合、上記のようなメールが届きます!
件名が「Amazon ASIN の更新」なのが特徴ですね
ただ必ず再開メールが届くとは限らず、気づいたらアカウント健全性の警告が消えている場合もあります。
そのため改善計画を提出した後は、警告が無事解除されているかどうかアカウント健全性のページを定期的に覗いてみましょう。もしかしたら解除されているかもしれません。
商品削除の再開に向けた改善計画とは
商品削除に関しては放置するとリスクが高いため、まずは申し立てをしておくのが吉です。
個人的には何かしら請求書がある場合は出してみる、請求書などが一切なく再発行もできない場合は放置するのがベターだと思っています。
今回の場合、原因アクション対策は求められていないので、証明書類の有無が割と重要です。
ただし証明書類を提出しても再開できない場合は、ぜひ一度弊社までご相談ください。
証明書類の提出だけでも多くの通過させるコツがあるので、700件以上の再開事例を基に、状況に合わせた最善の改善計画をご用意します。
請求書ファイルの作り方から送り方、一緒に提出する請求書の説明など、実は何十個ものコツがあったりします。現在提出しても再開していない場合、もしかしたらアマゾンが望んでいる内容を満たしていないのかもしれません。
「商品の真贋に関するご連絡」まとめ
以上、「商品の真贋に関するご連絡」での商品削除|最新情報まとめでした。
2024年現在、Amazonアカウントは停止になってしまうと売上金は永久没収されてしまいます。状況はかなり深刻です。
そのため、商品削除の時点で最善を尽くして解決してアカウント停止を未然に防ぎましょう!
他にAmazonの記事はないの?
事例別まとめ記事も参考になりますよ!