どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です。
今回は、戦記マニアの僕がおすすめの架空戦記をひたすら語る記事です。
その世界観やその文才に惹かれ、僕がなにこれ面白い!!と、感動したおすすめの架空戦記を「3つ」ご紹介していきます!
架空戦記小説の僕のおすすめ3選
僕が愛する架空戦記をまとめてご紹介!
俺がユンボで日本を救う?(web小説)
僕が架空戦記という世界にハマったきっかけが、wonbatさんの俺がユンボで日本を救う?というweb小説です。
榊原仁志はユンボが大好きである。ユンボを中心に人生を決めるくらいだ。
ユンボ――正式名称は油圧ショベル。別名パワーショベル、バックホー。だが関西地方ではユンボと呼ばれることが多い。
そんなユンボラブな俺が大正時代に飛んでしまった。
そこで、神崎中尉と出会い、国産ユンボの開発に向けて頑張るお話。
ついでに日本も変わっていきます。
大正時代にタイムスリップした「ユンボ(パワーショベル)乗り」の主人公が、来たる第二次世界大戦への逆らえない流れに、どう立ち向かっていくのか!!という物語です。
若干ネタバレになりますが、
「イギリス」ドイツイタリアと同盟を組んで、アメリカソ連と戦う
という、実際の史実ではないにもかかわらず、「もしかしたら歴史はこれが正しいのではないか」と思わせるほどの克明な状況描写が印象的です。
本当にWeb小説で留めておくにはもったいない作品です。思わず著者にインタビューに行きたいくらい感動しました。僕はすでに5回は読み直しています。
ちなみにこの小説は、海外の地名(タラワとかタブリーズとか)がかなり多いです。世界地図を覚えてから、改めて読むと3倍楽しめますよ。
五分後の世界(村上龍の小説)
ぜひkindleで読んで欲しいのが、村上龍の五分後の世界です。
箱根でジョギングをしていたはずの小田桐はふと気がつくと、どこだか解らない場所を集団で行進していた。そこは5分のずれで現れた『もう一つの日本』だった。『もう一つの日本』は地下に建設され、人口はたった26万人に激減していたが、第二次世界大戦終結後も民族の誇りを失わず、駐留している連合国軍を相手にゲリラ戦を繰り広げていた……。
この小説は、本当に凄まじいですよ。
個人的には、あらゆる小説のなかで一番「世界観に引きずり込まれる」小説だと思っています。著者である村上龍も、今までの著作の中で最高傑作と自ら評しています。
今の日本人にとって太平洋戦争とは、「なぜもっと早く終戦しなかったのか」「当時の日本は馬鹿だなぁ」という気持ちになる方が多いはずです。
しかし、戦争を続けている「もうひとつの日本」を、この小説でぜひ目の当たりにしてください。あなたが読み終わった後、「馬鹿だなぁ」と感じるのは、僕らが今生きている日本の方かもしれません。
あまりにも人気作だったので、第二作も発表されています。
ヒュウガ・ウイルス 五分後の世界2 (幻冬舎文庫) [ 村上龍 ]
紺碧の艦隊(アニメ版)
最後にご紹介したいのが、紺碧の艦隊です。
昭和18年4月18日、ブーゲンビル島上空で戦死した日本帝国海軍連合艦隊司令長官山本五十六は、38年前の後世世界に、若き海軍少尉候補生・高野五十六として生まれ変わる。
この作品のおすすめポイントは、架空戦記の中でも、珍しく三つ巴の争いになるストーリー構成です。「日本が勝つとしたらこの流れだったなぁ」と痛感できる綿密な物語構成です。
序盤は架空戦記によくある強い武器での「日本無双」パートですが、
その後の軍事面での有利がなくなってきた中盤にかけての「外交パート」での、ユダヤ人の保護とイギリスとの講和までの流れが完璧に近いです。
おすすめはアニメ版ですが、小説版も面白いですよ。
僕のおすすめ架空戦記小説まとめ
以上、僕のおすすめの架空戦記3選でした。
「架空戦記」は歴史好きの方なら、必ずその深い世界観に引き込まれること間違いなしです。
ぜひ皆様も読んでみて、感想を聞かせてください!