どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です。
実はAmazonでは、アカウント停止の中でも「ログインすらできなくなる」パターンが存在します。
今回は、そんな「ログインできない」パターンの停止条件や解除方法についてまとめました!
停止原因別に考察してみました。
なおパスワード紛失などについては取り扱っておりません。
ログインできない状態とは?
ログインができない場合は、アカウント閉鎖のメールが届くことが多いです。
共通しているのは停止理由がかなり曖昧に書かれていることですね。かなり読み取る力が必要になります。
【参考文面(原因ごとに異なります)】
平素はAmazon.co.jpをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、お客様のアカウントを閉鎖し、未処理の注文がある場合はすべてキャンセルされました。
利用規約への違反があったため、このような措置を取りました。
そして上記のメールが届いた瞬間から、一切ログインができなくなります。急いでログインしようとすると「パスワードが異なります」などの文面で弾かれてしまい、ログイン不能になっていることに気づくイメージです。
Amazon側のログインエラーの場合
パスワードを再設定する
まずはログイン画面で「パスワード再設定」しましょう。
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=GH3NM2YWEFEL2CQ4
カスタマーサポートに電話する
ダメなら全力でヘルプページからカスタマーサポートに連絡しましょう。
上記のページにログインして、「その他のお問い合わせ」をクリックです。
電話する分にはタダなので、僕だったら「上席を出せ」とか「別の人に変われ」とか言いながら、何百回でも電話すると思います。
メールでの折り返しはテンプレメールになることが多いので、テンプレメール返信を期待しなくても、電話口でそのまま代わって貰えばいいですね。何度も電話するのは心折れそうですけどね。やれることは全て試しましょう。
購入アカウントにもログインできない場合は電話しましょう。
電話番号:0120-899-543(平日9:00 – 18:00)
自動音声になるので、とりあえずその他の「7」を押せば、どんな要件でもすぐにつながります。
セラーセントラルへのヘルプを利用する
出品者がセラーセントラルにログインできない場合、下記にテクニカルサポートにつながるヘルプも存在します。特に認証やパスワード等でログインできない場合は、役に立つかもしれません。
「購入用アカウント」が原因の場合
ログインできない場合の70%は購入用アカウントの停止が原因です。
理由としては購入用アカウントが停止になるときは、100%ログインができなくなるためです。
そのためログインができなくなったら、まずは購入用アカウントを疑いましょう。
購入用は必ずログイン不能になる
購入用アカウントの停止はそもそもログイン自体ができなくなります。
出品用アカウントは、セラーセントラルに警告は出ますがログインはできますよね。
Amazonでは出品用アカウントと必ずセット(同じ登録メールアドレス)で購入用アカウントが存在していますよね。今回は、その購入用アカウント側が停止になっているんですね。
そのため購入用アカウントにログインできなくなると、自動的に出品用アカウントにもログインができなくなります。
ただ、出品用アカウントには「ログインができなくなっただけ」なので、普通にアカウントは生きています。
つまり購入用アカウントは現在停止になっており、出品用アカウントは動いている状態(ログインはできない)です。
ただし、早く助け出さないと出品用アカウントも停止になってしまいます。
そのため早急に購入用アカウントの停止を再開させる必要があります。
セラーアカウントは「動いている」
誤解している方が多いですが現時点では出品用アカウントは停止されていません。
つまり「購入用アカウントが閉鎖されたせいで、同じログイン情報を使っている出品用アカウントにログインができなくなった」だけであって、普通に出品用アカウントは動いています。
そのため「購入用アカウントを再開させることで、出品用アカウントに再度ログインしたい!」というのが今回の話です。
Amazonで自分のストアを検索してみたら分かると思いますが、普通に販売が継続されています。
つまり売上金に関しては、振込予定日までにアカウント停止にならなければ今後も振込がおこなわれます。
FBA配送限定のストアの場合、すぐにアカウントが止まることはありません。
半自動的にFBA在庫を販売して売上金を入金してますし、購入者のメッセージも返品申請も勝手に対応されていくので、早めに購入用アカウントを再開させて再度ログインできるようにすれば助かります。今後数回売上金の入金がある可能性が高いのが救いです。
ただしログインできないままだとFBA在庫の返送手続きは永久にできず、アカウント停止から90日後に全て破棄されるので自己配送のストアよりも被害が少ないわけではないです。
自己配送が多いストアの場合、すぐに出品用アカウントも止まる可能性があります。
1日に何十点も商品が注文されていくのに一切発送できません。購入者のメッセージも返品申請も全て返信できません。そのため1-2週間後にいずれかの停止原因で止まってしまう可能性が高いです。
ただしFBA在庫がないなら取扱在庫が全て差し押さえれられるリスクはないので、それが唯一の救いです。
原因①:Amazonギフト券の不正利用
平素は Amazon をご利用いただき、誠にありがとうございます。
ご利用のアカウントを閉鎖し、現時点での Amazon ギフト券の残額を無効化いたしました。また、未出荷の注文についてもすべてキャンセルいたしました。
Amazon.co.jp のギフト券をご利用の際、利用規約への違反があったため、このような措置を取りました。Amazon ギフト券の再発行および返金はいたしかねます。
アカウントへのアクセスを再開するには、サインインして画面の指示に従い、Amazon ギフト券ご購入の際の領収書または Amazon ギフト券の所有権を証明するその他の書類をアップロードしてご注文の際に使用された Amazon ギフト券のご購入をすべて承認いただくようお願いいたします。必要な情報をご提供いただいたら、当サイトで調査の上、24 時間以内に返信いたします。
Amazonギフト券の不正利用で購入用アカウントが停止になる場合があります。
ログイン不能になる多くの場合は、こちらのAmazonギフト券違反です。
Amazonでは転売サイト(amaten,アマギフトなど)でのギフト券購入は、犯罪に利用される(送金時に跡がつきにくい)ことが多いため禁止されています。
原因②:規約違反の注文を繰り返した
規約違反の注文を繰り返したことが原因で購入用アカウントが停止になる場合があります。
今回の問題は「Amazon規約に違反した注文」を購入アカウントでしていたことを疑われたことが原因です。
- ライバルセラーの商品に対して「注文保留テロ」をしていた
- 報酬を貰うため、他社商品の不正レビューに加担していた
- パフォーマンス悪化を防ぐため、自社商品を大量注文した
- ストア評価を増やすため、自分の出品商品を買ってレビューした
- ランキング(順位)を上げるため、自社商品を大量注文した
原因③:数量限定商品を複数垢で購入
ご利用の Amazon.co.jp アカウントの閉鎖について
平素は Amazon をご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様のAmazon.co.jpアカウントにおいて、転売および商業目的での利用の疑いを検知いたしました。転売および商業目的でのご利用は、Amazon.co.jp利用規約の「利用許可およびサイトへのアクセス」セクションに違反するものですので、この度、お客様の Amazon.co.jpアカウントを閉鎖いたしました。
数量限定商品を、大量にアカウントを作って購入したような場合、上記のようなメール文面が届きます。
「転売および商業目的での利用の疑い」という文面で届くのが特徴です。
任天堂Switchやiphoneなど、品薄になりがちな商品で特に発生します。
AmazonではIPアドレス(Wi-fi)を補足していたり、送付先住所やクレジットカード番号などは毎回システムでチェックしています。
そのため複数アカウントを同じWi-fiで作成して、同じクレカで決済して、同じ住所・名義宛に同じ商品を送るような真似をすると、当然のようにアカウント停止になります。
原因④:キャンセル・返品の数が多い
お客様は、多数の注文において繰り返し返金をリクエストされているため、このような措置を取らせていただくことになりました。ご注文に稀に問題が発生することは承知しておりますが、今後このような頻度で返金や交換を承ることは難しく、お客様から繰り返し返品手続きのリクエストがあったにもかかわらず、毎回正しい商品を返品いただけていないため、このような措置を取らせていただくことになりました。ご注文に際して稀に問題が発生することは承知しておりますが、ご利用のアカウントでは非常に多くの問題が発生しています。
Amazonでは、このアカウントを閉鎖いたしましたのでご連絡いたします。この措置は、お客様がお荷物の紛失を理由に繰り返し返金を請求されていたために講じたものです。Amazon では、お客様のご注文において時折問題が生じることは、一般的に起こりうることと理解しております。ただし、返金の頻度によっては対応いたしかねます。
キャンセル・返品申請の数が多いと、購入用アカウントが停止になる場合があります。
メール文面自体には、特に停止原因が書かれないことが多いです。
具体的な数値は分かりませんが、1年で10個購入して3個キャンセルしたら、やばいイメージだと思います。
ただし2000個購入して20個返品・キャンセルして停止になった方もいるので、割合だけでなく単純に数量でも判断される可能性もあります。
おかげで私はどんなに不良品をつかまされても、怖くて返品できなくなりました。
原因⑤:異なるコンディションで返品
平素は Amazon.co.jp をご利用いただき、誠にありがとうございます。
過去 12 か月間に、購入者様が返品された大量の商品がいずれも、使用済み、破損、または出荷時とは異なるコンディションであったため、このアカウントを閉鎖させていただきました。この状況については以前にもご連絡いたしましたが、ご利用のアカウントでこの傾向が引き続き見られます。ご注文に稀に問題が発生することは承知しておりますが、今後このような頻度で、使用済み、破損、または出荷時とは異なるコンディションでの返品を受け付けることは難しいと判断いたしました。
このアカウントに未発送の注文が残っていた場合、該当の注文はこのアカウントの閉鎖と同時にキャンセルされています。
このアカウントで購入されたすべてのデジタルコンテンツは、引き続きご利用いただけます。コンテンツにアクセスするには、Amazon.co.jp の「アカウントサービス」メニューにある「コンテンツと端末の管理」のリンクをクリックしてください。
今回の決定について申し立てをされる場合は、このメールに返信する形で、アカウントスペシャリストにその旨をお伝えいただきますようお願いいたします。当サイトのカスタマーサービスチームは、このメッセージの送信および技術的な問題に関するサポートのみに対応しております。今回の決定は撤回できません。この件の詳細をお伝えすることもいたしかねますのでご了承ください。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
返品商品のコンディションが原因で、アカウントを閉鎖される場合があります。
例えば届いた商品を開封・使用してから返品したり、破損状態にして何度も送り返してしまうと、セラーからの通報でアカウントが閉鎖されてしまいます。
このパターンは事前に警告メールが届くので、この段階でやめておくのが吉です。
パソコンを購入して分解して中身だけを入れ替えて返品するような悪質な場合もあれば、たまたま開封した商品を返品しただけでも閉鎖になる場合があります。
原因⑥:不正ログイン被害を食らった
アカウントが不正ログイン被害を受けた場合も、ログイン不能になります。
身に覚えのない商品購入や不正検知による自動キャンセルに関するメールが複数届いていたら要注意です。
その後すぐに「account-assist@amazon.co.jp」というメールアドレスから、突然上記のアカウント閉鎖メールが届きます。
Amazonは不正ログイン事件をアカウントごと消滅させることで解決しようとしてくるため、全力で防ぐ必要があります。
2段階認証を設定していない方、簡単なパスワードにしている方、すでに漏洩しているメールアドレスを使用している方などは、ある日突然アカウントが消滅するリスクを抱えているのでリスク大ですね。
原因⑦:別名義のクレカを登録した
このたびは、ご返信いただきありがとうございます。
ご提供いただいた情報を審査しましたところ、お客様が、カード番号の末尾が 31 の Master カードの所有者であることを確認できませんでした。そのため、お客様のアカウントを一時的に保留させていただきました。
Amazon アカウントに再度サインインし、画面の指示に従って問題を解決できます。
支払い方法の所有者確認のために書類をアップロードする際は、カード所有者の氏名、住所、お電話番号、お支払い方法、および関連する取引情報 (利用明細) がはっきりと表示されていることをご確認ください。セキュリティ上の理由により、お支払い方法に指定されているカード番号の最後の 4 桁のみを表示してください。
お支払いを確認し、できるだけ早くお客様のアカウントを元の状態に戻すため、お客様の情報を速やかにご提供くださいますようお願いいたします。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
<別パターン>
平素は Amazon.co.jp をご利用いただき、誠にありがとうございます。
ご利用のアカウントは閉鎖となり、VISA カード (カード番号の下 4 桁:0021) を使用して購入された保留中の注文はすべてキャンセルされました。
請求がカード名義人様によって承認されなかったため、このような措置を講じました。
出品用アカウントをお持ちの場合は、ご利用になれませんのでご注意ください。FBA 在庫や注文への対応など、出品用アカウントに関するご質問がある場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
登録情報とは異なる名義のクレジットカードを登録するだけでアカウント閉鎖になる場合があります。
たとえ家族名義であっても、名義の異なるクレカを登録すると、容赦なくアカウント閉鎖になるので要注意です。
そもそも各クレジットカード会社の規約でも禁止されているので当然と言えば当然ですが、家族名義のカードは知らないと使ってしまいますよね。
原因⑧:他のアカウントとの紐付け
Amazonでは、閉鎖アカウントと関連があると思われたアカウントは全て補足されて停止されてしまいます。
主に登録情報やWi-fi情報で判断されるため、既に他の停止原因で閉鎖になった購入用アカウントが近くにある場合、そのアカウントに紐づいて一斉に停止になるケースがあります。
出品用アカウント用の紐付けに関する記事があるので、こちらを参考にどうぞ。
3|「ログインWi-fi」の紐付けの全ての箇所、4|「ストア登録情報」の紐付けの名義・住所・電話番号・クレカの箇所は特に参考になるかもです。
原因⑨:別サイトへの直送を繰り返した
アカウントを、別のお客様または組織に紐づけられていない第三者に商品を発送する目的で繰り返し使用されているため、Amazon ビジネスアカウントおよびご利用のビジネスアカウントに関連付けられたその他の Amazon または Amazon ビジネスアカウントを閉鎖いたしました。この行為は、Amazonビジネス機能別利用規約のセクションへの違反に当たります。
ご利用のアカウントをデジタルコンテンツの購入のみに制限させていただきました。Amazon 利用規約の「利用許可およびサイトへのアクセス」で禁じられているにもかかわらず、Amazon アカウントを再販売の目的で繰り返し使用されているため、デジタルコンテンツ以外のすべてのご注文を自動的にキャンセルさせていただきます。
Amazon購入用アカウントで商品を購入して、別ECサイトの顧客に商品を直送するとアカウント停止(もしくはデジタルコンテンツのみに制限)になってしまう場合があります。
上記のような文面で「dsappeal@amazon.co.jp 」というアドレスからメールが届くことが多いです。
つまり以下のような流れです。
ヤフオクとかメルカリで無在庫販売をしている場合が多いです。
注文を受けたらAmazonで購入→住所(アドレス帳)を顧客情報にして購入ボタンを押します。
Amazonの出品者たちが、勝手に顧客住所に送ってくるので非常に楽。
たしかに無在庫販売をする上では、上記の流れで各出品者から直送してもらうのが一番楽なのですが、購入用アカウント停止という落とし穴があるので要注意です。
逆にAmazon出品用アカウントで無在庫をして、別のECサイトからAmazonの顧客に直送していた場合、「購入者様の個人情報を共有したことが確認されました」という名目でアカウント停止になります。商品直送に関しては、購入用も出品用も抜け道はなさそうです。
原因⑩:返品していない商品の返金申請を繰り返した
当サイトでは、このアカウントを閉鎖いたしましたのでご連絡いたします。返品されなかった商品の返金を複数回申請されたために、この措置を取らせていただきました。
返品されなかった商品の返金申請に関して、ご連絡を差し上げております。
ご注文に際して稀に問題が発生することは承知しておりますが、ご利用のアカウントでは非常に多くの問題が発生しています。
商品の返品手続きが完了する前に、商品の返金申請を繰り返すと発生します。
基本的にはAmazonでは「顧客から返品された商品に対して返金処理をする」という手順のため、返品商品を送っていない購入者が、ただただ返金を求め続けると、「悪い購入者」扱いされます。
原因⑪:クレジットカード会社より異議申し立て
平素は Amazon をご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様より返信をいただきました件でご連絡いたします。ご利用のクレジットカード会社より、以下の注文への最初の請求に対して異議申し立てがあり、お支払いが取り消されたため、当該アカウントを閉鎖させていただきました。今回の異議申し立てにより、該当のご注文に対するお支払いが行われませんでした。
Amazon へのお支払いが完了しますと、ご利用のアカウントに再度アクセスできるようになります。
以下の取引の詳細をご確認ください。ご利用のアカウントに登録された有効なカードをご利用いただけます。このご注文にお支払いいただくには、下記情報を記載の上、この E メールにご返信いただきますようお願いいたします。
— 今回再支払いを希望される注文番号の一覧
— ご利用になるクレジットカードまたはデビットカードの種類とその番号の下 2 桁
— Amazon からそのカードへの請求を許可する旨を記した一文
Amazon アカウントに別の有効な支払い方法が登録されていない場合は、カードの発行者に連絡して異議を撤回することができます。異議申し立てが解決されるまで、お客様のアカウントは閉鎖されたままとなります。
セキュリティ上の理由から、返信にカード番号全桁を記載することはお控えください。
このご注文のお支払いには、Amazon ギフト券の残額もご利用いただけます。
以下が取引の詳細です。
— 注文番号:〇〇
— 注文日:〇〇
— 対象金額:¥〇〇
— 注文された商品:〇〇
アカウントスペシャリスト
Amazon ディスピュートチーム
上記のようなメールが突然届く場合もあります。
この場合、上記のメールの数日前に下記のような通知が届いていることが多いです
ご利用の Amazon アカウントで異常な活動が検出されました。お客様を保護するため、アカウントを一時保留にし、未発送のご注文やサブスクリプションも保留にいたしました。
72 時間以内にお客様のお支払い情報を確認できない場合、未発送のご注文についてはキャンセルとさせていただきます。お客様が最近の取引に使用されたお支払い方法の承認された所有者であることを確認できるまで、アカウントは保留のままとなります。
どうも相談いただいた方の場合、使い回しのパスワードで2段階認証もしていなかったとのことなので、不正アクセスで大量に登録クレジットカードで買い物をされて、別人の住所に配送された可能性がありますね。
クレジットカード会社が気づいて支払いを止めたことで、Amazon側も把握したのではないかと思います。
数日前には下記のように注文した記憶のない大量の商品の発送遅延のメールが届いていたとのことなので、Amazon側が不正アクセスに気づいて発送を遅らせていたのかもしれません。
ご注文の商品の発送に遅延が発生しました。 新しいお届け日は以下の通りです。 商品の発送時に確認の通知をお送りします。 ご迷惑をおかけしていることをお詫びいたします。
ひとまずカスタマーサポートに相談しつつ、クレジットカード会社に連絡をして必要に応じてカード番号を変更する、他のサイトのパスワードはすべて別々に変更するなどの対応をする必要がありますね。
その上でAmazon側に連絡をしてアカウント再開に向けて動くか、新規のアカウントを作成していく流れになると思います。
原因⑫:Amazon Payなどでの巨額決済
Amazonギフト券を数百万円アカウントに登録して、そのままAmazon Payなどで支払った場合に、下記の通知が最初に届き、その直後にアカウントがロックされる場合があります。
あくまで経験則ですが、過去に3件ほど見たことがあります。いずれもギフト券はコンビニ購入だったため、完全に冤罪でしたがギフト券残高を全額没収されかけていました。なんと解決できたので、実際に没収はされませんでしたが。。
そのためAmazonが関わるシステムで、大金を決済するのはおすすめしません。
「出品用アカウント」が原因の場合
数少ないですが、セラーアカウントの規約違反が原因でログイン不能まで陥る場合があります。
Amazonのシステムを悪用すると発生
セラーアカウントの停止で「ログイン不能」まで陥る場合の特徴は、Amazonのシステム自体を悪用した場合です。
例えばセラーセントラル内の出荷通知や返金処理のシステムを使って購入者およびAmazonを騙したとみなされると、ログインすらできなくなります。
例えば出荷通知を押したのに商品を出荷しないとか、出品者都合のキャンセルの代わりに返金処理を使っていたとかが当てはまります。
おそらく真贋や知財といった出品商品の問題よりも、Amazonのシステム自体を悪用する方がAmazonの怒りがより大きく、厳しい措置になるのかもしれません。
この場合は購入用アカウントも出品用アカウントも、両方とも同時に停止されています。
そのため問題を解決しない限り、どちらのアカウントも使えなくなります。
原因①:出荷通知後に出荷しなかった
この措置がとられた理由
Amazon では、出品者様が出荷通知後に注文を出荷していないことを示す情報を確認したため、この措置を講じました。サイバーセキュリティを確保するため、また詐欺その他違法な手段によって行われた侵害、あるいは明らかに公序良俗に反する行為に対処するため、出品用アカウントを直ちに一時停止または解約する必要があります。この通知を以って、出品用アカウントは一時停止または解約されます。詳細については、アカウントの健全性 (https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/G200205250) および出品者利用規約および出品者行動規範(https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/G1801) に関する Amazon のポリシーをご確認ください。
出品用アカウントが誤って閉鎖された場合
手違いがあったと思われる場合は、その旨の説明をお送りいただきますようお願いいたします。
— ご利用のアカウントが Amazon の出品者行動規範およびアカウント健全性の監視に関するポリシーを遵守していることを示す証拠または実例。
— 注文が発送され、到着済みであることを示す証拠または実例。
出荷通知後に注文を出荷していないことによるアカウント停止は、出荷通知を押した後、なんらかの理由で商品を配送せずに購入者から苦情が複数回届いた場合に発生します。
「とりあえず出荷通知を押してから、数日後に発送すればいいだろう」というケースで発生することが多いですね。
出品用アカウントが原因なのに、なぜか購入用アカウントごとログイン自体ができなくなることが特徴です。
原因②:正当性のない返金・支払い
Amazon のビジネスソリューション契約の第 3 項に従って、出品者様の Amazon 出品用アカウントは停止されました。
出品情報は削除され、未発送のご注文はキャンセルされました。
この措置がとられた理由
Amazon では、このアカウントでは、十分な正当性のない返金または支払いが実施され、Amazon のサービスが悪用されていることを示す情報を確認したため、この措置を講じました
この Amazon のサービスを悪用する行為は、Amazon の出品者行動規範 (https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/G1801) に対する違反となります。
アカウントが誤って閉鎖された場合 手違いがあったと思われる場合は、その旨の説明をお送りいただきますようお願いいたします。
その説明には、以下の情報を含めてください。
— 出品者様のアカウントが Amazon サービスビジネスソリューション契約に準拠していることを示す証拠または例。
必要な情報の送信方法
この情報を selling-partner-action-review@amazon.co.jp に提出してください。
Amazonでは「十分な正当性のない返金または支払い…」という文面のメールが届いて、突然アカウント停止になる場合があります。
キャンセル率を上げないためにわざと出荷通知を押してから返金処理をするなど、返金処理自体を悪用した場合に当てはまります(ただし冤罪も多いので身に覚えはないかもです)
購入アカウントで発生する被害一覧
ログイン不能になると、購入用アカウントだけでこれだけの被害が発生します。
- 購入したKindle書籍がすべて消滅
- プライムビデオの購入データが消滅
- Amazonギフト券残高が全て消滅
- 経理用の注文履歴データが消滅
- 購入用アカウントが二度と作れない
購入したKindle書籍が全て消滅
購入用アカウントにログインできなくなると、Kindleアカウントにも入れなくなります。
実はKindleアプリは、毎回ログアウトすると書籍のデータは全て消えます。
つまり毎回Kindleアプリ内でダウンロードして読む必要があり、スマホ内にはデータは一切残っていないのです。
Kindle本を購入しているのは、あくまでもAmazonが保有している書籍データを自由に閲覧できる権利であって、本のデータ自体をもらったわけではないんですよね。
登録メールアドレスでkindleで検索かければ、今まで買った本がどれかはわかるので、好きな本はまた買い直すことはできますが、莫大な出費になりますよね。
こちらの記事の方は、転売サイトで購入したAmazonギフト券を使用したところ、アカウントが停止になってkindle本4000冊が消滅したようです。
プライム特典の購入データが消滅
プライムビデオやミュージックの購入データも、アカウントにログインできなくなるため一切見れなくなります。
プライム特典ではレンタルや購入で動画や音楽を購入することができます。
ただし、あくまで「アカウント内で有効期限なしで何度でも見られる権利」を購入しただけなので、アカウントにログインできなくなると、もう一度別のアカウントで全て買い直す必要があります。
その他、Alexaにもログインできなくなりますが、この辺は購入データはないのでまだマシですね。
個人的にやばいだろうなと思っているのが「Amazon photo(アマゾンフォト)」に写真データをクラウド保存して、元データファイルがない場合です。過去の思い出の写真が全て消滅することになります。
Amazonギフト券残高が全て消滅
アカウントに残っているAmazonギフト券残高は全て使えなくなります。
そもそもギフト券が原因で停止になっているアカウントは、ギフト券残高が数十万円分残っていることもあり、かなりの被害額になる可能性があります。
注文履歴データが見れなくなる
ログインできないため、今までの注文履歴が確認できなくなります。
購入用アカウントを仕入れに利用している場合、確定申告時の原価計算や、棚卸在庫の計算ができなくなります
もちろん原価計算は現金ベースで引き落とし金額から計算することもできますし、棚卸在庫は大量の注文メールから荒技で計算することもできますが、やはり注文履歴ページで一気に確認できるのが一番楽で正確ですね。
確定申告時は必ず税理士に相談することをおすすめします。
購入用アカウントが二度と作れない
別のアカウントを作成しても、すぐにアカウント停止になる場合も多いです。
Amazonでは「閉鎖アカウント」と関連したと判断されたら、すぐにアカウント停止されます。
登録情報、IPアドレスなど複数の要因があるため、別のアカウントを作るにしても同じwi-fi、クレジットカード、名義、住所、電話番号、メールアドレスを使うのが危険になってきます。
住所や名義、電話番号ならカタカナにしたり漢数字にしたり偽情報にしたりして、少しの修正でクリアできますが、メールアドレスやクレカ番号のように二度と使えない情報もあります。
パソコン・wi-fiまで全て変更した上で、10個以上作成したけど全て関連アカウントで紐づいてアカウント停止になった方も過去にいるため、原因はそれだけはない可能性があります。
出品用アカウントの紐付けの場合は、最悪セラー引退したらそれで終了ですが、購入用アカウントの紐付けは今後Amazon関連の全てのサービスから締め出される最悪のシナリオがあります。
出品アカウントで発生する被害一覧
出品用アカウントをお持ちの場合、ログインができないままだとさらに被害が拡大します。
- 売上金は全額没収
- FBA在庫が没収&不良在庫が発生
- ストア開設の手間と費用が無駄になる
- 経理用データが取得できなくなる
- 出品用アカウントが二度と作れない
Amazonに預けている売上金は没収
出品用アカウントの保留売上金については、ログインできない段階ではストアは通常通り動いているため、振込予定日までにアカウント停止にならなければ今後も振込がおこなわれます。
Amazonで自分のストアを検索してみたら分かると思いますが、普通に販売が継続されています。
しかし、ログインができない状態だとまともにストア運営ができないため、数ヶ月以内にアカウント停止になります。その際には保留売上金については全て没収されます。
売上金を没収された上で、今後の販売利益もゼロになるため、下手すると資金繰りがバーストします。
FBA在庫は全て没収される
預けているFBA在庫については、ログインできないので返送手続きも破棄手続きも不可能です。
現在ではセラーセントラルにログインしないと、テクニカルサポートへの電話すらできない仕様になっているため、ログインせずに返送手続きするのは事実上不可能です。
ただしアカウント停止になる前に勝手に全て売り切って売上金として振り込んでくれる可能性もあるので、あとはどのタイミングでアカウント停止になるのかが鍵になってきます。
アカウント停止になった際には、停止日から90日後に全て破棄されます。
ストア開設の手間&費用が無駄になる
Amazonで事業を始める上でかかった初期費用が、全て無駄になってしまいます。
たとえば入学金50万円、月額2万円の転売スクールに入って2ヶ月目に停止になった場合、まるまる50万円が損することになります。
もちろん身分証明書やWeb面談などのアカウント作成時の手間も全て無駄になります。
また今まで何ヶ月もかけて覚えてきたセラーセントラルの利用方法や販売ノウハウ、独自の仕入れルートも使う機会は無くなります。
経理用データが取得できなくなる
ログインできないため、数年分の注文管理・ペイメント履歴・在庫管理・FBA在庫管理が確認できなくなります。
数千件分の入出金・注文・保管在庫データが見れなくなるので、確定申告時の売上管理・原価計算・棚卸在庫の計算ができなくなります。
もちろん下記のように代替手段はあります。
- 入出金データ(売上計算)・・・銀行明細の入金履歴で現金ベースで計算
- 商品注文データ(売上計算)・・・メールで届いた注文確定メールで計算
- 仕入データ(原価計算)・・・仕入先企業の請求書や注文履歴で計算
- 保管在庫データ(棚卸計算)・・・仕入金額と注文確定メールの差額で計算
このように代替手段はあるものの、遥かに手間がかかるのと、うまく把握できずに不明瞭な部分が多く発生します。
確定申告時は必ず税理士に相談することをおすすめします。
出品用アカウントが二度と作れない
別の出品用アカウントを作成しても、すぐにアカウント停止になる場合も多いです。
Amazonでは「閉鎖アカウントと関連した」と判断されたら、すぐにアカウント停止されます。
登録情報、IPアドレスなど複数の要因があるため、別のアカウントを作るにしても同じwi-fi、クレカ、銀行口座、名義、住所、電話番号、メールアドレスを使うのが危険になってきます。
出品用アカウントの作成時には、身分証明書・銀行明細・Web面談(もしくは住所確認のハガキ)の三点セットが必要になるため、正直同じ名義では厳しいと思います。
たとえば知人や家族にアカウントを作成してもらい、譲渡してもらうことが一番手っ取り早いですが、個人情報の問題やWi-fiでも紐づく可能性があるので、かなりコツが必要ですね。
アカウントを再開できない場合
ログインできない状態から復活するためには、詳細な改善計画が必要です。
それも「Amazonが求めている内容」で「数千文字の分量」の改善計画を提出する必要があります。
しかし改善計画書を、初めてアカウント停止になった方が一人で書き上げるのはかなり難しいです。もし数千文字書き上げたとしても、その内容は「相手が求めている文章」とは大きくズレていることがほとんどです。
提出回数が増えるごとに相手の反応は冷たくなっていき、再開しづらくなっていきます。そんな少ないチャンスに見当違いの文章を提出して、アカウント再開の機会を逃してしまうのは非常にもったいないですよね。
そんなお困りのセラーのため、弊社では合計700件以上のアカウント再開実績を通じてAmazonアカウント復活代行サポートを実施中です!専門家の私が全力でサポートします。
あなたのアカウントと売上金を取り戻します!
お困りの方は、ぜひ一度弊社までご相談ください。
ログイン不能になる停止原因まとめ
以上、Amazon「ログインができなくなる」停止原因まとめでした。
ログインすらできなくなると、その被害は甚大です。そのため最善を尽くしてアカウントを再開させることを優先しましょう。
他にAmazonの記事はないの?
事例別まとめ記事も参考になりますよ!