どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です。
20代のうちに引っかかりやすいのが自己啓発セミナーの勧誘です。
この数年間、季節ごとに怪しげなものに誘われてきた経験から、今回はそういった「自己啓発セミナー」に参加するべきかの判断基準をまとめてみました。
個人的にはスクールだのセミナーだの、怪しい商材だのは、全て関わらないようにしています。少なくともプラス方向の人生になれる気はしません。
自己啓発セミナーの怪しい勧誘が増えた
実は2017年にフリーランスになった僕ですが、売上よりも利益よりも大量に増えたものがあります。それは「怪しげなお誘いの頻度」です。
ここ1年で勧誘されたものを一覧でまとめてみました。
- サプリメントのねずみ講勧誘
- 仮想通貨マイニング勧誘
- FXの自動売買ツール勧誘
- ア◯ウェイ勧誘
- 宗教新聞の勧誘
これを颯爽と回避できるかが、フリーランスの最低条件な気がします。
今回は、そんなフリーランス生活で最近がっつり関わってしまった「自己啓発セミナー」の勧誘についてご紹介していこうと思います。
「自己啓発セミナー」の9割は詐欺??
「自己啓発」というのは人間関係を豊かにしたり、心の悩みを解決することです。
個人的には「自己啓発」自体は決して悪いことではないと思っています。例えば「人を動かす」や「七つの習慣」などの自己啓発本の名著はとっても素晴らしい本だと思っています。
しかし「自己啓発+セミナー」で検索すると「洗脳」「借金」「マインドコントロール」といったネガティブな言葉が出てきてしまいます。なぜでしょうか?
僕はその原因は悪質セミナーが多いせいだと思っています。心理カウンセラー主催のような、しっかりとしたセミナーもありますが、自己啓発と名のつくセミナーのほとんどは高い壺を買わせるタイプのセミナーが多いんです。
もしその見分け方が分かっていないと、検索ワードのように「洗脳」され「借金」する羽目になるかもしれません。
今回誘われた「ブレークスルーテクノロジー」とは
そして今回僕がお誘いを受けた自己啓発セミナーは、こちらのセミナーでした。
ランドマーク社「ブレークスルーテクノロジー」
・日程 3日間 AM 9:00〜PM 10:30
・費用 およそ20万円
怪しい…
このセミナーの目的は、要するに「自分に素直になることで、今まで自分に自信がなかった人が素を出せるようになったり、素直に感謝を言えるようになれる」ということらしい。
このセミナーを受けた人は、そのほとんどが周りに勧めまくっているらしく、それが「洗脳じゃね?」という評価に繋がっているようです。
どうやら調べたところによると「素直になる」という過程で「自分が良いと思ったもの(つまりこのセミナー)を人に勧めていく」ということを1日15時間×3日間の短期集中合宿で徹底的に叩き込まれるらしいです。
そのため「素直になれる」って名目はあるけれど、実際はランドマーク社にしっかりと利用されているのが現実です。セミナーの宣伝に無償で協力する人間が増えていくのがこのセミナーの恐ろしいところです。
結果としては僕や周りに怪しまれて距離をおかれている以上、20万円もかけてセミナーに入るメリットは大きくないかもしれません。
という個人的な意見でした。
怪しい自己啓発セミナーの条件
自己啓発セミナーに騙されないために大切なことは、そのセミナーが怪しいかどうかを調べる必要があります。そのコツを以下にまとめてみました!
こういった「悪質セミナー」に一番引っかかるのは「調べない」「疑わない」タイプの人間です。もし誘われた時は必ずそのセミナー情報の調査をしましょう!
「団体名と主催者名」でググる!
まずはセミナーの団体名を検索しましょう!
こういう少しでもやましいことのある団体は必ずネット上に情報が転がっていて、悪徳セミナーならば必ず悪評が載っています
次に主催者名も調べましょう。
過去になんども、別の名前で悪質セミナーを開いている可能性があります。
僕もそうですが、自分が信じているものって、肯定的な意見ばかり聞きたくなりますよね。否定されたらムカつきますし。でもチラッとでも否定的な意見も取り入れることが大切です。
「料金と日程」の狙いを考えよう!
実は、セミナー料金は「安ければOK!怪しくないぜ!」というわけではありません。
悪徳セミナーは、必ずセミナーが終わった後も「中級セミナー」「上級セミナー」としてさらに高額なセミナーに誘導してくることが多いからです。最終的には当初考えていたよりもずっと多くの金額を投資していることになります。
日程については、合宿形式の短期集中に気をつけましょう!
実は短期集中型のセミナーは、運営側にとってメリットだらけです。つまり回転率もよく、数日間で一気に洗脳できるので、非常に人を騙しやすい環境にできるんですね。
「セミナー規模」は関係ない!
有名な企業のセミナーだから大丈夫!といって誘ってくることがありますが、実際には、そのセミナーが悪質かどうかに、規模の大きさはあまり関係ありません。
うまく人を集める会社は巨大なビルをいくつも所有していたり、大量の会員がいることも珍しくありません。聞こえのいい唄い文句に騙されないようにしましょう!
- 「アメリカでも認められてて〜」
- 「会員が何万人もいて〜」
- 芸能人も参加していて〜
騙す気持ちがあるとは限らない
こういう洗脳系で厄介なのが「誘ってくる人間は騙すつもりがない」ということです。
その人にとってみれば、本気でいいものを勧めているという考え方なので、一切騙してやろうという考えがありません。「私は明るくなったよ!」と全力でセミナーに勧誘してくるので、それがまた油断してしまう原因だったりします。
そのため見分けるポイントとしては「自分を騙してくるかどうか」よりも
「その人が騙されていないか」が重要です。
勧誘方法が強引!
最後に自分が誘われた時の状況を思い出してみましょう。その勧誘方法でいいセミナーかどうかは判断できます。僕の場合は学生時代の後輩に誘われたのですが、鬼のように強引な誘い方でした。
ある日後輩から久しぶりに相談メールがきて、電話で話しているうちに自己啓発セミナーの話になったのですが、まとめると以下の内容でした。
- 「受けないと人生損しますよ!」
- 「吉田さんには絶対必要です!」
- 「アメリカの有名企業でも実施されているんです!」
その際は曖昧にして電話を切ったのですが、その後やってきたのは鬼電の嵐です。毎日毎日溜まっていく不在着信にさすがに恐怖を覚えました。
今回のような誘われ方をされている人は、確実に怪しいので容赦なく切りましょう。
普通なら「別に誘いではないんだけど、この前こんなセミナーがあってさー」くらいです。基本的に押し付けと感じるような誘い方は違和感を感じるべきです。
怪しい自己啓発セミナーの目的とは
怪しいセミナーを見分けた上で、実際に受講するかどうかの一番の決め手は
そのセミナーに目的があるかどうかです。
今回僕がランドマーク社のブレークスルーテクノロジーを受講しないと決めたのも、自分の目的がなかったからに他なりません。
例えば今回のセミナーの目的は「自分の気持ちに素直に生きることができる!」だったのですが、僕は大前提に自分の気持ちに常に素直です。
僕は仕事辞めたくて次の日退職願出したり、旅がしたくて家を解約したりするような人間です。自分の気持ち最優先がモットーです。
つまり、そもそもセミナーが怪しいかどうかではなく、セミナーの目的に自分の夢や目標がそっているかを考えてみよう!ってことですね。そのため、こんな方はセミナーを受けるのはオススメしません。
友人に勧められたから受けてみようかな…何か変わるかも…
学んだことを何に使うかも考えていないセミナー受講では、間違いなく支払った金額分のリターンを得ることはできません。逆に以下の方は受講をオススメします。
こういう夢や目標があるので、このセミナーを受けてここを改善したい
目的があって、手段としてセミナー受講があるならどんなセミナーであっても受講料がムダになることは絶対に無いと断言できます。
怪しい自己啓発セミナーに騙されないで!
今回僕が勧誘を受けたセミナーのような自己啓発セミナーに誘われている方は、今一度しっかりと見極めることが大事です。
今回の僕の記事が少しでもあらためてセミナーについて考えるきっかけになれば嬉しい限りです。