どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です。
今回はAmazon返品対応まとめ記事です!
購入者への返品方法には、実はかなりコツが存在するんです。
しかしそんな返品方法を学ぶ機会に恵まれず、必要以上に損な方法やリスクが高い方法で返品手続きをしている方もいらっしゃいます。
そのため今回は、リスクを極限まで減らしつつ、最大限利益を守る返品手順をご紹介していこうと思います!
Amazonの返品対応は100個に1個
僕の経験上、Amazonで返品対応が発生する割合は大体1%程度です。
つまり100個に1個は、必ず返品依頼がくるということです。
理由は様々で、以下のようにあからさまに購入者都合な返品もかなりあります。
- いらなくなった
- 発送が遅かった
- 不具合があった
返品が発生すると「正直めんどい」です。
僕も返品リクエストが「1」になっているのをみると、正直げんなりします。
また売上にも影響するため、返品金額が大きい商品ほど受けたくないですよね。
今回はそんなイヤーな返品対応について、最小限のリスク、最小限の売上減で抑える方法をご紹介していきます!
Amazon返品対応のお得な知識
まずはAmazon返品対応について、知っておくべき予備知識をご紹介します!
返品は「購入者の権利」です
まず大前提として、返品は購入者の権利だということです。
つまり、我々出品者側は購入者からの返品依頼をうける義務があるんです。
Amazon.co.jpおよびAmazonマーケットプレイスの大半の出品者は、原則として商品到着から30日以内の返品・交換を承ります。
「いらなくなった」「注文間違えた」といった身勝手な理由であっても、購入者からの返品依頼は基本的に承認する必要があります。
返品を繰り返す悪質な購入者はアカウント停止になります。またAmazon返品規約違反の返品リクエストも無効です。
つまり返品は断れる場合もあるんです!
だからこそ出品者は状況を冷静に判断し、義務がある返品に限って返品対応を受け付けることが大切です。
「返品条件」は状況ごとに判断
返品リクエストは、1つずつ返品条件と照らし合わせましょう。
意外と知らない人が多いのですが、返品条件は商品ジャンルや状況ごとにAmazon規約(返品・交換の条件)で細かく設定されています。
そのため返品規約を全て紹介したいのですが、全パターン紹介すると日が暮れるほど多いので、返品規約の重要な部分をピックアップしてご紹介します!
- 到着後30日以内の返品リクエストは「全額返金」
- 到着後30日経過したら返金額が「20%減額」
- 開封済みの商品は「50%減額」
- 購入者都合の返品なら「配送料」「返送料」は購入者負担
- 出品者都合の返品なら「配送料」「返送料」は出品者負担
例えば30日以内の「開封済みの読み終えた漫画」の返品リクエストは、配送料金抜きの「商品価格の半額」だけ返品すればいいということですね。
逆にいえばAmazon規約上、購入者が読み終えた漫画を返品されても半額は返金する必要があるんです。出品者は辛いですね。
状況だけでなく、ジャンルごとにも返品条件がそれぞれ異なるため要チェックです!
返品リクエスト無視はNG
返品対応の注意点として、返品依頼の無視だけは絶対に辞めましょう。
返品リクエストを送って48時間経過すると、お客さんの注文履歴ページに「マーケットプレイス保証申請」ボタンが出現します。
マーケットプレイス保証申請を食らうと、お客さんが申請を取り下げない限り、必ず注文不良率が上昇します。つまり連続で発生すると一瞬でアカウント停止になります。
そのため返品リクエストが届いた場合、必ず返品を承認するしかありません。
「リスクに見合うか」が大事
返品対応の中には、返金の必要がないパターンも存在します。
しかし返金対応をしない場合、購入者が納得せずにマーケットプレイス保証申請や低評価を受ける可能性もあり得ます。
そのため返品対応は、常にリスクと返金額が見合っているかを考える必要があります。
そのため数千円程度の安い商品なら、全額返金対応してしまうのがおすすめです。
Amazon規約に関わらずさっさと全額返金してしまうことで、マーケットプレイス保証申請や低評価のリスクを回避することができます。
逆に数万円〜数十万円の高額商品は、返金(返金額はお客さんと交渉)しましょう。
お客さんとAmazon規約を盾にして返金額を交渉した上で返金手続きをしましょう。
【決定版】Amazon返品対応の手順
Amazon返品対応の具体的な流れをご紹介!
「返品リクエスト」の承認
返品が発生する時はセラーセントラルの「返品リクエスト」が「1」になっています。
その場合、まずは「返品リクエスト」の承認をする必要があります。
- セラーセントラルの「返品リクエスト」を開く
- 「返品リクエストの承認ボタン」を押す
- 「Amazonが割り振る返品承認番号を使用」を選択
- 「Amazonが提供し返送料前払い設定がない返送用ラベルを使用」を選択
- 「新しい住所を選択」で返送先の住所を選択
- 送信ボタンを押して承認完了
「返品メッセージ」の場合は?
実は返品リクエストではない返品パターンも存在します。それは直接メッセージで購入者から返品依頼が届いた場合です。
この場合、返品リクエストの承認手続きはしなくてOKですが、その代わり返品先住所を教えてあげる必要があります。
*返品リクエストの場合は、返品先住所が勝手に相手に届きます
そのため商品の返品先住所と、返品方法などをまとめたテンプレメールをあらかじめ作成しておき、その都度メールを送ってあげましょう。
返品が届いたら、状態確認
返品商品が届いたら、状態確認をしましょう!
僕自身、いざ商品を受け取ってみるとボロボロにされていることがよくありました。
Amazon規約(返品・交換の条件)に従い商品状態ごとに返品金額を決定しましょう。
ただし、安価な商品やクレーマーだった場合は色々と呑み込んで全額返金してしまうのも一つの手ですね。常に臨機応変に対応しましょう。
購入者の中には返品すると言っておきながら放置する購入者もいます。
その場合、あえて催促しないで風化させてしまうのも一つの手です。それは返品してこない購入者側の問題です。
返品確認と返金手続き
返品確認ができた方は以下の手順に従って、返金手続きをしていきましょう!
①該当注文番号の「注文詳細ページ」より「注文を払い戻す」ボタンを押す
②「返品理由」はどれでも大丈夫です!状況に合わせて選択しましょう。
③全額返金の場合は、以下の「全額を返金」にチェックしましょう。
④一部返金の場合は購入者と交渉の上、返金金額を以下の項目に入力しましょう!配送料などは購入者都合の場合は基本的に返金の必要はありません。
その後はAmazonシステム上で全て返金作業が行われていきます。
購入者にはおよそ30分後に、以下のような自動メールが送られますよ。
返品を受け取った旨のメール
返金手続きが完了したら、最後に購入者に返金完了メールをしてあげましょう。
要点はこんな感じです。
- 商品が無事届きました
- 返金処理を行いました
- 返金金額は〇〇円です
- 返金方法はコチラです
以下の返金規約まとめも参照ください。
- 具体的な返金手順
- クレカ決済・・・クレジットカードの登録口座へ返金
- 銀行振込・・・代金分のamazonギフト券で返金
- コンビニ決済・・・代金分のamazonギフト券で返金
- ギフト券決済・・・代金分のamazonギフト券で返金
- 代金引換・・・代金分のamazonギフト券で返金
- 返金の時期
どの決済方法も「1-3日以内」にAmazonが返金手続きを実行
- amazonギフト券の特例
ギフト券決済に関しては、お客様自身でAmazonカスタマーセンターに連絡することで、「銀行振込での返金」も可能。出品者ではその手続きはできないので購入者が連絡する必要がある。
Amazon返品対応テクニックまとめ
以上、Amazon返品対応のコツまとめでした。
損が発生する返品対応は、「人間性」が垣間見える瞬間です。「都合の良い時にしか対応しない」と思われたら、ストアとしても人間としても失格です。
そんな時にこそ、精一杯の誠意を見せればストアの信頼にも繋がりますよ。