どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です。
今回は3年前、仮想通貨で大損した僕の失敗談です。
実は、僕は3年前に仮想通貨で300万ほど損失を出した経験を持っているんです。
仮想通貨で大損したワケ
2017年10月、僕が仮想通貨を始めたのは仮想通貨バブル真っ最中の時でした。
もはや「参入しない方が情弱」といわれる時代。
当時はとんでもない勢いで通貨価値が跳ね上がっていました。
どのくらいヤバかったかというと、僕が10月に投入した200万円が、2ヶ月後の12月に700万円になっているレベルです。
当時は、クレジットカードで仮想通貨を購入できた時代。当時から手元にほとんど現金がなかった僕は、クレカ枠を使って借金をする形で何百万も投資を繰り返していました。
仮想通貨は仕事ではない
今になって思うと、仮想通貨はただの「ギャンブル」です。
仮想通貨は一瞬で価値が半減することすらあります。
株だとそんなことありえないんです。リーマンショックでさえ日経平均株価の最高値>最悪値の下がり幅は「-38%」です。それも数ヶ月かけての数字です。
仮想通貨はそれがたった1日で起こるんですからエグいですよね。
だからこそ儲かる時は早いですが、落ちていくのも早いんです。
仮想通貨は勉強してもムダ
仮想通貨が全盛期の時、ネット上には腐る程「専門家」と呼ばれる人間がいました。
仮想通貨のプロと名乗る男性が、数人の弟子と一緒に飲み会を開いて、
- 知り合いには〇〇って詳しい人がいて〜
- このコインは、〇月〇日に絶対伸びるよ。
- この情報グループは、信頼度の高い情報があるよ
とかやってるわけです。超怪しいですね、この世界。
その時その人が絶対儲かると公言していたコインは、今はゴミほどの価値もありません。200万円分購入したと言っていた彼は今、どうしているのでしょうか。
実は仮想通貨って株や債権と違い、価格操作し放題なんです。
だって「インサイダー取引」が禁止されていないんですから。
今日の大暴落は「一人の投資家が大量に売却して、すぐに安く再購入するための撒き餌だった」ということが当たり前のようにある世界です。
そんなアホみたいな理由で、自分の財産が消滅するとかあり得ないですよね。
しかし儲かっている時には、調子に乗ってそんな世界に全財産をつぎ込んでしまうんですよね。僕もそんな状況だったので、ある日悲劇が襲います。
仮想通貨で大損。僕は大金を失った
2018年1月から仮想通貨は深刻な暴落を繰り返していくようになります。
暴落の始まりはコインチェック事件
これが全ての始まり、コインチェック事件です。
2018年1月にコインチェックという取引所にサイバー攻撃が起きたことは記憶に新しいと思いますが、僕はこれでがっつり損害を食らっています。
僕が取引所に預けていた何百万円分のビットコインは、全てロックされてしまい、その間に仮想通貨全体の価値が暴落していきます。
その結果、この1、2週間で数百万円分が消し飛ぶこととなります。
弾けていく仮想通貨バブル
この事件をきっかけに仮想通貨への信頼が揺らいでいき、徐々に仮想通貨市場全体が暴落していくようになります。
1月に1ビットコインにつき200万円だったのが、3月には80万に暴落しています。半額以下。。。
僕も、すぐに損切りして仮想通貨を辞めてしまえば良かったのですが、、
投資ビギナーはほとんどの場合、損切りができないと言われています。
来週には元に戻る。今売ってしまっては損が確定してしまう。
そんな気持ちで持ち続けてしまうんですね。
僕もその中の一人でした。
僕の資産は70分の1になった
恐ろしいことですが、最高800万円まで膨らんだ僕の仮想通貨は、最後には10万円の価値しかなくなっていました。
結局、ひたすら下落していく仮想通貨を、下がっては別のコインに替えを繰り返して損を生み出し続けました。
結局僕は、2018年の年末に全てを諦め引退しました。
これが僕の一年間の仮想通貨体験です。いやあ、ひたすら後悔ですね。
仮想通貨の闇。大損は当然だった
僕の経験上、仮想通貨は絶対にオススメしないです。
僕もそれなりに勉強して挑みましたが、手に入れたのは、数百万円の損害と一年間のムダ時間と、怪しいセミナー講師の名刺数十枚だけでした。
怪しいセミナーに騙される人たち
まずお伝えしたいのは、仮想通貨のセミナーはヤバイです。
どんなに普通そうに見えるセミナーであっても、全て何かしらの怪しいグループにつながっています。
僕の場合、仮想通貨の勉強会という名目で大阪梅田のカフェに集合し、10人くらいの講習会に参加しました。
そしてセミナーの後、女性の開催者から声をかけられて2人で食事に行ったあたりから雲行きが怪しくなってきました。
そこで僕が誘われたのが、「マイニンググループ」でした。
マイニングに騙される人たち
みなさんは「マイニング」という言葉を知っているでしょうか?
一言で言うと「仮想通貨を発行する」側の人間にビットコインで投資することで「毎日一定額の仮想通貨を年金みたいにもらえるの会」ですね。
例えば100万分のビットコインを購入してそのグループに投資したら、毎日〇〇ビットコインを分配します。
何ヶ月後には〇〇円分になり、何年後には億万長者になれますよ。
みたいな宣伝文句です。
これの何が問題かって、未来永劫ビットコインを分配してくれる第三者なんかいないよってことなんですよね。
仮想通貨なんて何年続くかも分からない、流行り物です。
本当に毎日振込まれるかも分からないのに、情弱の人は、怪しい第三者を信頼して大量のビットコインを渡してしまうんです。
その上、〇〇ビットコインとして支払うし、金額はその都度分配する会社が決める仕組みになっているんです。そのためビットコインの価値が暴落したら終わりですしね。
だから僕としては、絶対に「マイニング」には参加しない方がいいと思っています。
吉田さん、ぜひ私の先生に会ってください!必ず参加したくなりますよ!
といったマイニンググループへのお誘いを食らいまくりました。騙されなくて良かったぁ。自分の危機意識がもう少し甘かったらヤバいところでした。
実は僕を誘ってくれた女性も、実際には騙されている側だったりします。ねずみ講式なので、被害者=加害者だったりします。マルチとか宗教に近いんですよね。
きっと大量に情弱が集められて、この投資が成り立っているんですよね。
情報交換グループに騙される人たち
もう一つの騙されるパターンが、「情報交換グループ」です。
Googleで「仮想通貨 グループ」で検索すれば腐る程出てきます。
仮想通貨は、株や債権以上に情報が命です。だってインサイダーがOKなんですから。だからこそ、情報グループと言っておけば人が集まる仕組みになっているんです。
僕の知り合いが、ただの噂を本物のように発信していて、大量の情弱がありがたそうに聞いているのを、僕は見ています。
だからこそ「〇〇コインが儲かる」の情報のいい加減さをよく知っています。
結局は情報交換グループの情報に価値はないんです。なんの根拠もない情報をお金を払って聞いて、さらにそこにお金を投じるなんて、あまりにもリスクが高すぎますよね。
仮想通貨は誰も「笑顔」にしない
僕は仮想通貨をしていた1年で、投資に関するある悟りを開きました。
つまり、仮想通貨を含む投資は、誰も「笑顔」にしないということです。
お金って本来、人の役に立ったり感謝されたりした対価として受け取るものですよね。
例えば僕がブログ執筆しているのは、誰かの役に立ったり幸せになってもらいたいからです。広告収益はその対価としてもらっているつもりです。
しかし仮想通貨の投資は、誰かを幸せにできているでしょうか?
例え何億稼いだとしても、人様に何も与えていないですよね。
誰も幸せにできていない仕事で稼いだお金は、根拠がないのも同然です。つまり「本来もらえることのないお金をたまたまもらっただけ」だと思います。
「仮想通貨投資=ギャンブル」と僕が考えている理由は、ここにあったりします。
絶対に人を幸せにして、かつ自分もお金を稼げる仕事が見つかるはずです。
人生ごと溶けていく感覚の恐怖
投資の恐ろしさを一年間かけて味わった僕ですが、やはり二度と投資はしないと心に誓っています。
毎日怯えながらチャートを見て、暴落の恐怖で夜眠れなくなる恐怖。
ただ、早めに失敗できたことは今後の僕の人生に大きなプラスになるに違いありません。
仮想通貨で大損した体験談まとめ
以上、2年前に仮想通貨で大損した僕の失敗談でした。
正直、これ以上深入りしていたらマジで人生終わるところでした。というより金額的には正直ギリギリOUTです。
僕の投資経験が、みなさんの参考になったら幸いです。