どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です。
フリーランスって孤独だなぁ…と思うことはありませんか?
僕も4年間フリーランスをしてきて、一番闘ってきた感情が「孤独感」でした。
今回は僕の孤独との闘いの記録と、試行錯誤した孤独解消方法をご紹介していきます。
想像以上にフリーランスは孤独
フリーランスって「一人の方が向いている」「集団が苦手だから」という気持ちで始める方が多いのではないでしょうか?
僕も「一人っきりで仕事がしたい!あのオフィスの雰囲気を二度と思い出したくない!」
と思って辞めたクチです。
しかしフリーランスになった僕に待っていたのは、想像以上の孤独感との闘いでした。
そうなんです、フリーランスは「一人の時間が多すぎる」んです。
誰とも話さない時間が多すぎたおかげで、会社員時代の「人嫌い」の性格から「人と会いたい」性格に、全く違う人間に生まれ変わります。
フリーランスになりたての僕は、そんな一人時間の多すぎるフリーランス生活に、徐々に寂しさを感じ始めました。
孤独と闘い続けたフリーランス生活
①フリーランス同士で生活してみた
2017年の起業当初、僕は近所に住んでいた仕事仲間と、ほぼ毎日一緒に食事してカフェで仕事して、遊びまくってました。
僕は割とこの生活が好きで、話題の「シェアハウス」なんかに住まなくても、小さな街にフリーランス仲間をいっぱい呼んで、常に毎日誰かとパソコンを開いて仕事ができれば最高ですよね。
一つの街でたくさんの仲間と住む。そんな将来は、今も夢見ています。
なお、この関係は、僕の大切な人を傷つけた挙句連絡が付かなくなったので、この関係は現在は消滅しています。仕事の切れ目が縁の切れ目ですねぇ。
②孤独から逃れるため、旅に出た
誰かと同じ街で暮らすことに失敗した僕は(目標はそこですが)、旅をしながら色んな人と話していく生活にシフトしました。
僕はホテル代わりに一泊3000円で泊まれるゲストハウスという宿泊施設をいつも利用していました。今までに50施設は泊まった気がします。
実はこのゲストハウス、必ず「共有スペース」というものがあって、旅人同士一緒にご飯を食べたり飲んだりできるんです!
僕は、寂しい時にこそ「一人旅」に行って、ゲストハウスに毎日泊まり歩いていました。
個人的には、今寂しいと感じているフリーランスは、いますぐ1ヶ月位ゲストハウスを巡り歩いてはいかがでしょうか?寂しいなら人に会いに行けばいいんです。意外と単純でしょ?
お昼に観光しながらノマド作業して、夕方に近くの銭湯に行って、夜は共有スペースで誰かとお酒を飲みながら楽しく喋って寝る。そんな毎日って最高ですよね。
貧乏フリーランス。また孤独が襲う
しかし、旅はお金がかかります。
僕は寂しさを解消するためのお金もなくなっていました。
貧乏でした。2018年当時は事業が何一つうまくいかず、毎月30万、カードローンで借金するのが習慣になっていました。すでに旅に出るお金どころか何百万も借金をしていました。
また孤独になってしまった。誰も助けてくれない、学生時代の友人と話しても、全く話が噛み合わない。誰も僕をわかっちゃくれない。
自分で選んだ道だけれど、辛いって言える相手もいないのは正直心を病みましたね。
孤独なフリーランスは家族を大事に
2018年のクリスマスの日、朝5時に日の出を、僕は一人コンビニの駐車場で眺めていた。
実家にも帰れず、しかしアパートを借りるお金もなかった。ボロボロの車の中で震えながら眠った。ガソリン代も払えなくて、エンジンも付けれない。フロントガラスは凍った。
どこにいく予定もない。ひたすら誰も見ないブログを更新していた。
お金がなくて、すでに2日100円マックだけで過ごしていた。
ふと携帯が鳴った。見ると母親からのLINEだった。
「ごちそう用意してるから、帰っておいで」
僕は今日から、家族を大切にしようと誓いました。
貧乏時代に僕が試したこと
そんな孤独貧乏の時代、僕がやっていたことです。
③現実世界から一旦逃げた
ひたすら現実から目をそらすことにした。
Amazonプライムで映画やバラエティばっかり観ていたし、小説や漫画ばかり読んだ。とにかく今の現実から逃げたかった。
東京03やバカリズムが出演する「ウレロ」シリーズをよく観ていた記憶がある。
他にも、架空戦記などひたすら自分を本の世界に入れて、現実世界を見ないようにしていた。正直、辛い時に辛い現実ばかり観ていてもゲンナリしていただろうから、このやり方は今でも間違っていないのではと思っている。
④ひたすらブログを書いた
孤独や不安から逃げるには「何かに全力で取り組む」ことが一番だと思う。
僕の場合は、それがブログだった。というより、それ以外に何もなかった。
ひたすらブログを書いて、自分は一生懸命やっているから、あとは野となれ山となれ精神だった。ここまでの心境にいたると、もはや孤独というより世の中との戦いだった。
ブログを書くだけで孤独から逃げられる、という気持ちも手伝って、当時は1日3記事あげていました。(完成度はかなり残念でしたが)
⑤pairsやomiaiに登録した
なけなしのお金を投じて、出会い系アプリに登録したことがある。
週一で女の子に会えば、孤独感は消えて無くなるのではないか、という淡い期待を込めて。
しかし得たものは満足感ではなく敗北感とより一層の孤独感でした。負け犬フリーランスにと話があう女子なんて、今の日本にはきっと数えるほどしかいないのだろう。
僕は「韓国旅行」と「実家の犬」の話を聞かされて、食事を奢って帰るだけの孤独な人間だった。正直出会い系アプリは、やるものじゃない。余計寂しくなった。
⑥異業種交流会に行ってみた
フリーランス同士なら、異業種交流会で知り合えるかも!
という願いを込め、「異業種交流会 地名」で検索して何度か行ってみたことがある。
結論からいうと経験として行く分にはいいが、何も成果を期待してはいけない。
ここで僕の戦利品を見てみよう
- 不動産屋の営業名刺5枚
- 怪しい占い師の名刺2枚
- 無農薬食品のネズミ講会員の名刺3枚
- 自己啓発セミナーの勧誘員の名刺1枚
- 仮想通貨マイニングの勧誘員の名刺1枚
⑦自己啓発本を読み漁った
自己啓発本を馬鹿にしちゃいけない。
本当に困った時、周りに誰も助けてくれない時に、人生を導いてくれるのが「自己啓発本」だった。
両親も学生時代の友人も、誰も同じ経験をしていないから誰も判っちゃくれない。そんな時に、僕以上に辛い経験をした方が本気で書いた本だけが僕を救ってくれた。
⑧ひたすら飲んだ
そして僕は飲みまくりました。毎日3合くらいあおっていました。
ひたすら安いのを買い込んで飲んでを繰り返して、意識が朦朧としないと幸せを感じなくなっていました。
正直僕は、本当に辛い時は逃げたっていいと思います。人生そういう時期があったって、神様も許してくれると思うよ。だって人生は長いのだから。
⑨ブログを読んで、会いに行った
当時はいろんなブログを読んで、お問い合わせからメッセージを送って実際に東京まで会いに行っていました。
これは意外と楽しくて、いろんなフリーランスの考えや価値観を学びました。
夜行バスで会いに行って、お酒を奢ってもらって帰るという貧乏旅でした。
本当に感謝です。年齢も若い、弱小ブロガーだからこそできたことですね。
僕のフリーランス孤独解消方法
現在の僕は、以前と比べて孤独を感じる機会は減ってきています。
その理由と、今僕が行っている孤独対策をご紹介していきます。
⑩リモートワークで仲間を増やした
最近は、リモートワークでお話しする人が増えました。
辛い時期を乗り越えて、最近は週に何度か取引先や外部委託先と電話会議する機会があります。絶望的な孤独感からはある程度解消されてきています。
やはり社会人にとって、仕事の人間関係は大切です。プライベートで知り合った人も中にはいますが、やはり長続きしないことが多いです。
一緒に仕事をして楽しい人こそプライベートでも気があう人だと、最近気がつきました。
⑪両親と毎日お酒を飲んでみる
最近は、両親とお酒を飲むことが多いです。
つい最近まで、食卓を囲んでもお酒を飲むことなんてほとんどなかったのに。やはり家族とはいえど、人と話していると孤独感はいくぶん解消されるようです。
家族は仕事がうまくいかなくても、縁が切れることはない。
この頃は、改めてそのありがたさを感じています。
実はこの記事を書いている3月14日も、ホワイトデーに巨大なパンケーキを買ってきています。自分にとっては大きな変化でした。
⑫取引先との関係を大切にした
こんな自分と接してくれる取引先も、お客さんも、本当に優しいしありがたい。
辛い時期を経験して、本気でそう思っています。
今はチャットワークでやりとりする時も、必ず誰に対してもすぐに返信かリアクションをするようにしています。
「ちゃんと見てるよ」とリアクションするだけで、顧客はホッとしますよね。
これは休日でも夜中でも必ず実践しています。
フリーランスの孤独解消方法まとめ
以上、フリーランスの孤独対処方法でした。
人生、孤独になる時期って絶対あるんです。きっとフリーランスになりたての時期って間違いなくその時期なんだと思います。
絶望せずに生きよう。きっと絶望するほど将来ずっと孤独なわけじゃないから。
一緒に頑張っていこう。