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吉田航基
株式会社hibiki 代表
30歳のひよこ経営者。
株式会社hibiki」という会社で活動中。

Amazon物販のリスク専門家として過去5年間で合計500件以上のアカウント再開実績を積み重ねてきました。

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子供の難聴(片耳)=不幸ではない!親子で前向きに乗り越えるために。

どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です。

突然ですが、僕は片耳が全く聴こえません。いわゆる「片耳難聴」です。

多くの方は辛い障害を抱えていると捉えるかもしれませんが、意外と本人は周りが思うほど気にしていなかったりします。

今回は自分の子供が片耳難聴になってしまったら、どう捉えるべきかという記事です。

Content

僕の母親は待合室で泣いていた

僕が片耳難聴に気づいたのは2歳の時。

おばあちゃんと電話をしていて「何も聞こえないよー?」と母に聞いたらしいんです。たまたま右耳で電話に出たからですね。

生まれつき右耳の神経がつながっていないという診察を受けて、色々な病院を回ったそうですが、結局は「諦めてください」という返事だったらしい。

大学病院の待合室で、毎日母は泣いていたそうです。

詳しくは以下の記事も参照
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片耳難聴の障害で苦労した僕が、その困難を乗り越えるまでの記録 今回は僕が片耳難聴で感じた苦労と、その障害を乗り越えるまでの体験談を語っていきます。突然ですが、僕は右耳が全く聴こえません。そのおかげで辛い目にもたくさんあってきましたが、今は明るく毎日生きています。

自分の子供を障害を持って産んでしまったという、意識はどれほど辛いものなのか

正直、耳が聴こえない本人よりも辛いのかもしれません。

難聴で親を恨んだことはない

僕は片耳難聴で26年生きてきて、確かに苦労することもありました。

しかし僕は親を恨んだことはなく、むしろ産んでくれたことに感謝しています。

もちろん「いや、お前が親の気持ちなんか分からんでしょ」という意見もあると思います。

しかし、正直障害を抱える側が「気にしてないよ」と言ってしまえば、周りの方の罪悪感や不安なども少しは解消されるのではないだろうか、と思う。

ひよこ
まぁ本人が気にしていないならって話だよね
吉田航基
あくまで僕の意見ですが、周りの方が思うより気にしていないことも多いです

だから今回、子供側の気持ちで片耳難聴について書くことで、周りの方の気持ちが少しでも軽くできないかと思い至ったわけです。

子供の片耳難聴=不幸ではない

  • 子供が片耳難聴であること=不幸ではない

こう言ってしまうと、「そんな簡単にいうな」と思われる方もいるかもしれませんが、僕は必ずしもマイナス面ばかりではないと考えています。

今回は僕の「片耳難聴への捉え方」を少しご紹介します。

実は本人はあまり気にしていない

実は悩むべき本人は、両親ほど片耳難聴を気にしていないことが多いです。

僕のような生まれつきは特に「両耳聴こえる状態」を経験したことがありません。そのため、そもそも比べて落ち込むことがないんです。

静かな場所なら全く問題ないですし、うるさい場所でも聴こえない側からでなければ音を聴きとることは可能です。もちろん、たまに聴こえづらかったりすることもありますが、育っていくうちに勝手に「聴くコツ」を覚えていきます。

そのため、周りにもほとんど気づかれないほど自然に生活できています。

吉田航基
僕自身、自分で明かさない限りはまず気づかれません。

聴くコツは本人が少しずつ見つける

先ほども述べましたが、結局は本人がうまいこと聴くコツを身につけていくものです。

僕自身、小学生の頃には自分で「一番自分が聴きやすい位置」を見つけていました。結局は誰がなんと言おうと、自分が一番自分のことを知っているんです。

だから、両親が心配しすぎたり不安がったりしない方がいいと思います。

例えば、僕が小学生の頃、親が先生にいちいち席替えの位置を指定していたせいで、毎回目立って恥ずかしかった覚えがあります。

でも正直「静かな」教室は、どの位置にいようが先生の声は聴こえるのです。

結局、一番知ってる子供がその度に考えて乗り越えていくのが一番です。

最初に子供に耳のことを教えた後は静かに見守ってあげて、自分でどうにもできないような、困っていることがないかを定期的に聴いてあげる。

親としては、それくらいでいいのだと思います。

困難があった方が人間は成長する

僕が今回一番伝えたいことは、困難があった方が、人間は成長するということです。

これは困難に立ち向かった側が言うのですから、間違いありません。

苦労を経験している人間が強いんです。特に変化の激しい現代は、苦労をどれだけできるかが将来を分けたりします。

なんの苦労もなく育った人間にロクな人間はいません。よく2代目のバカ息子が事業を潰したなんてエピソードを聞きますよね。挫折や失敗をたくさん経験した方がきっと将来的には立派な人間になれると思います。

…あれ?そう思うと、こう考えることもできませんか?

自分の子供が「苦労を知らないバカ」になる可能性を減らせた

もしかしたらなんの障害もなく産まれてきたら、僕も「無菌室で育てられた」ようなバカ息子になっていたかもしれません。そう思うと、僕はこうして産まれてきて幸せ者です。

だからこそ「自分の子供に苦労をかけてしまった」という考え方が、そもそも違うのかもしれません。

少なくとも僕は、五体満足の人の苦労なんてしょせん大したことじゃないだろぐらいの心の強さを持っています。人間、抱えるものが多いほど強くなれます。

早めに訪れた不運という幸運

子供が片耳難聴だったという状況は、果たして不運なのでしょうか。

もしかしたら、不運ではなく幸運なのかもしれません。

この本は非常にオススメです

冨山和彦さんの「挫折力」は、「人生における挫折」という一つのテーマを、自身の体験を交えながら紹介しています。

その中に、僕が大好きな一節があります。

致命的なのは40代後半や50代になって大きな挫折に見舞われることだ。すでに結婚し、子供も大きくなり始め、家のローンはまだまだ残っている。そんな身動きのできない時代に大きな大きな挫折に見舞われては一大事だ。

そう考えると大きな挫折は、若いうちに経験しておいた方がいい。ということになる。むしろ若いうちに挫折に遭遇できてラッキーだ、くらいに思ってもいいだろう。

  • 挫折や苦労を体験するのなら、早い方がいい

実はこれは挫折全般の話ではなく、片耳難聴にも言えることです。

以前、きこいろという片耳難聴コミュニティで「50代で突然片耳難聴になった人」とお話ししたことがあります。

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「きこいろ」さんの片耳難聴Cafeで、NHKの取材を受けたお話 最近、片耳難聴の方のためのコミュニティサイト「きこいろ」さんを見つけたので、早速オンラインで「片耳難聴cafe」に参加してみました。注目されずらい片耳難聴の世界を少しでも知ってもらうための記事です。

2時間ほどの会話で一番衝撃的だったのが「片耳が聴こえなくなってから聴こえる音が違いすぎて、音楽が一切楽しくなくなった」とお話していたことです。

人生の後半で大きな不幸が襲われてしまった方は、それを自身の成長に活かすよりも、ショックの方が大きいのかもしれません。ただの不幸としてしか捉えない方が多い印象です。

むしろ早めに経験した苦労は、人生の大きな糧になるのではないでしょうか?

結局、幸せになる

一番重要なのは「片耳が聴こえないから不幸になる」なんてありえないってことです。

片耳難聴であることと、幸せは全く別問題です。

例えば僕は国立大学を卒業して信用金庫に就職し、今は会社の社長をやっています。片耳難聴が僕の将来に影響したことは26年間で一度もありませんでした。

結局は、子供がどういう道を歩んでいくかに「片耳難聴は一切関係ない」と思います。グレたり不登校になったりしたら、元々そういう弱さがあるってだけです。

ひよこ
それは片耳難聴と分けて考えるべきですね
吉田航基
僕は今までも幸せでしたし、今後もきっと幸せです。

勝手に頭の中で想像を膨らませて子供の不幸な姿を想像するのではなく、苦労を乗り越えて成功した子供の姿を想像してあげれば、また捉え方が変わってくるのではないでしょうか?

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子供の片耳難聴は捉え方次第

以上、片耳難聴の子供=不幸ではないよってお話でした。

結局、困難をどう捉えるかで全てが変わります。気持ちが後ろ向きな人は、たとえ五体満足でも電車に飛び込んだりすることだってあります。

今回のお話で皆様の「片耳難聴への捉え方」が少し前向きになったら嬉しいです。

吉田航基
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ひよこ
ばいばーい!
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