どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です。
皆様は信用金庫にも「ノルマ」が存在することはご存知でしょうか?僕は新卒2年目で信用金庫を辞めましたが、そんなノルマに地獄を味わってきた人間です。
今回は僕の実体験を通じて、そんな信用金庫のノルマなんて「逃げたっていいんだよ」ってお話をしていきます!
僕の目標は「今日1日を生き残ること」だった
信用金庫の営業は基本的に「ノルマ」に潰されないで毎日生きることが目標となります。
僕が当時掲げていた、1日の目標があります。
- 今日一日を生き残ること
人生の最低目標である「生き残る」ことだけしか考えることができない職場。
ただその目標すら見失うほど辛い瞬間が何度もあり、僕は信用金庫をやめました。
僕が一番辛かったのは、直属の上司との人間関係とノルマでした。営業担当になって半年、僕は毎日高架下で数時間泣いてから得意先訪問をしていました。
僕は結局、限界まで耐えたけど結局逃げてしまった人間です。しかしだからこそ「逃げること」の必要性を語ることができます。
あなたは今すでに「逃げた方がいい」状態なのかもしれませんよ?
信用金庫のノルマは「逃げていい」
信用金庫のノルマからは逃げたっていい。
そういってしまうと、無責任に聞こえてしまうかもしれませんが、それには実体験で学んだいくつかの理由があるんです。
ノルマは「人格攻撃」とセット
僕が信用金庫のノルマからの「脱出」をオススメするのは、ノルマは「人格攻撃」とセットになっているからです。
そもそもノルマとは目標です。目標が達成できないということは、運や実力、外部要因など様々な原因があります。だから本来は目標が達成できなさそうなら原因を追及する必要があります。
しかし、信用金庫を含む金融機関の「ノルマ」は基本的に全て精神論です。
- 「ノルマを達成したら放置」
- 「ノルマを達成できなかったら人格攻撃」
まじでこの2択しかありません。
このおかげで、僕の新卒一年目の場合「ノルマ未達」>「人格攻撃」>「ノルマ未達」>「人格攻撃」の永遠ループでした。
新卒一年目で原因も分からないまま怒鳴られて物を投げつけられて、取ってこいと言われて、また夜に支店から追い出されて。
そりゃループから脱出できるワケないですよね。
僕が「逃げてもいいんだよ」とお伝えしたのは、この地獄ループが存在するからです。
今あなたが辛いのは、決してあなたが何もできない人間、やる気のない人間だからではなく、職場の環境が合っていないだけです。さっさと逃げましょう。
「自己評価」を下げられ続ける
皆さんは自分に今自信を持っていますか?
こうなってしまうと、本当に何もできなくなります。全て悪いのは自分だと思い込んで、毎日消えてなくなりたいと思っていました。
しかし、これって人間として正しい状態なのでしょうか?絶対に違うはずです。
当時は気づいてすらいなかったのですが、信用金庫の「ノルマが達成できない=悪」という価値観は、間違いなく異常です。
僕もあなたもノルマ達成できなくたって人間として正しいんです。
人間は千差万別です。何が向いているかなんて人それぞれ違います。
たまたま入った小さな企業のノルマが達成できない場合だって、あるに決まっています。
また同じように企業も日本には何百万社も存在します。何百万社の中の一企業が勝手に決めている「ノルマ」なんか正直どうだっていいんです。たまたま噛み合わなかっただけです。
あなたが本当に向いているノルマは、別の場所にあるのかもしれませんよ?
そう思うと今の会社のノルマに「逃げちゃだめだ…逃げちゃだめだ…」と自己評価を下げてしまうのは、もったいないじゃないですか。さっさと逃げて自分を待っている会社を探した方が、ノルマに耐え続ける「世間知らず」よりも立派ですよ。
信用金庫のノルマとの向き合い方
そんな信用金庫のノルマですが、さてどう対処すべきか。
そこで僕が考えたノルマへの向き合い方をご紹介していきます。
まずは自分の成果に胸をはれ
まず僕がお伝えしたいのは、「自分の成果に胸をはれ」ってことです。
あなたが持つべきなのは「与えられた仕事を責任を持って取り組む」責任感であって、その上での結果に、いちいち罪悪感を感じる必要はないってことです。
一瞬だけフリーランス思考を取り入れてみましょう。
あなたはこの瞬間だけ、僕と同じフリーランスです。
僕は自分が制作して納品した物には、絶対の自信を持っています。まぁ顧客が気になることがあれば話し合いの上手直ししますが、基本的には自信を持って納品しています。
それを怒鳴りつけられて、小一時間説教されるようなら、僕はその瞬間に契約解除します。僕が泣きながら土下座してまで、自慢のサービスをけなされてまで、納品しなきゃいけないものなど存在しないからです。
要するに、自分にもっと自信を持てば?という話です。
毎日泣いていた昔の自分にも伝えてあげたいのですが、あなたが作り上げた成果は、どんな結果であっても「怒鳴られたりけなされたり」していいものではないんです。
勝手にノルマを与えておいて、勝手な基準で怒鳴りつけて、意味が分からないですよね。
あなたには自由があります。
あなたの成果を馬鹿にされたら、いくらでもやりようはあるんです。
さっさと辞めて別の会社で営業をしてもいいし、別業種で営業以外をしてもいいんです。僕みたいにフリーランスしたっていいんです。
この本は僕が人生で一番弱っていた時期に助けられた本です。
うつを克服した多くの方のインタビューを「漫画」で紹介してくれます。
うつヌケの要点は、いかに「健康的なナルシシズムを取り戻すか」
自己愛は悪いことじゃないんです。
あなたが今の状況から脱するには「健康的なナルシシズム」を取り戻す必要があります。
きっとノルマに怯えている状態だと、この自己愛はボロッボロになっているはずです。
ノルマごときに罪悪感を持つな
世の中には「ノルマ=この世の正義」だと勘違いしているクソ上司が存在します。
ノルマが達成できないこと=「悪」ではないんです。
あなたは罪悪感を持つ必要がないんです。
信用金庫は「超村社会」です。
その中でノルマを達成できないと、さも村八分になったような気分になりますし、実際にそういうことをしてくる嫌な上司もいると思います。
でも、小さな村の村長の一言で「心を病んで体調を崩して人生台無しにしてしまう」ってアホらしいと思いませんか?
僕自身も毎日が「人生の終わり」のような精神状態でしたが、今考えるともっと気楽に考えても良かったのかもなと思います。
小さな村の村長の言ってくるノルマは正しいとは限りません。
上司はさらに上の上司に突つかれて、ノルマを押し付けているだけです。それが達成できなかったら自分が怒られちゃうから、必死になって人格否定してくるんです。
そう考えると、「ノルマ達成=正義」という価値観は、実は上司側の気持ちだというのが分かります。「ノルマ達成できないのは人間失格」とか言い出す上司は別に正しい側ではありません。
それでもダメなら、さっさと辞める
上記の考え方2つをもってしても辛い職場なら、さっさと辞めてしまいましょう。
以下の記事にも書きましたが、
僕が退職願を出した時、上司が口を滑らした一言が「お前は虫けらなんや」でした。
結局、どんな素敵な人間でも職場がクソなら、楽しいわけありません。今頑張っているのに辛いのなら、あなたの能力のせいではなく、多分職場のせいです。
それに従うとすると、僕は虫けら扱いであと何年居なければならなかったのでしょうか。本当に辞めるべき職場なら、明日にでも辞表を出していいんです。
また、虫けら扱いされている状態で今後のことなんかゆっくり考えられません。先に辞めてしまって、ゆっくり転職先を探すなりフリーランスとして活躍するなりしましょう。
ちなみに僕はフリーランスという道を歩みましたが、辞めてから3年間、色々ありましたが平穏無事に生きています。
職場にはパソコンも携帯も存在せず、固定電話だけの職場でした。タイピングすらできなかった僕ですが、今はIT系のコンサルティングをしています。
だから人生なんとでもなるんですよ。
世の中、もし「不幸な自分を放置している罪」があるなら、ほとんどの社会人が逮捕される気がします。自分を大切にしない人間が多すぎます。
自分にあった職場なんて稀なんだから、それを探し当てるまで何度でも転職すればいいし、それでも見つからなければ、自分で職場を作ってしまえばいいんです。
「あなたが笑顔になれる職場」は実在します。さっさと探しにいきましょう。
*意外と辞める時はめんどくさいことも多いので、いっそのこと退職代行サービスを使っても良いと思います。
信用金庫のノルマはどうでもいい
以上、経験から語るノルマへの考え方と対処法でした。
あなたの人生に「ノルマごとき」が口を挟んでいい話ではないんです。ノルマに落ち込んでいる方は、少し自分を取り戻す努力をしてみましょう。
ノルマに対する考え方が前向きに変わって、あなたが自分の人生を生きることができれば、心から嬉しく思います。