どうも! 吉田航基(@hiyoko_tabi)です。
僕が海外旅行に行く時に一番心配なのが、泊まる場所です。
海外旅行では緊張しっぱなしになるので、ホテルだけでもなるべく安心できる場所に泊まりたいですよね。
今回僕が2018年に4泊5日で行ってきたサハリン(樺太)も、そんな宿泊情報がネットに全くのっていない場所の一つでした。
結論から言えば、ぜひ「ホテルモネロン」というホテルを事前に予約しておくことをオススメします!英語も通じて、コスパ最高のホテルです!
ホテルのあるサハリンってどこ?
そもそもサハリンってどこやねん!って方のために地図をご用意しました。
この矢印の部分が州都のユジノサハリンスクです。いざ地図で見ると、北海道から近すぎてびっくりしませんか?実際にサハリンと北海道の稚内は42kmしか離れていなかったりして、すぐに行くことができるんです。僕も今回は稚内からフェリーで行ってきました。
ついでにいうと、超でかいです。
映っているのは南樺太だけですが、全部合わせたら北海道なみに大きい島です。威圧感がありすぎて、なんかこの島怖い…。日本人は北海道の真上にこんな巨大な島があることに気づいてなさすぎですよね。
1945年以前は豊原市と呼ばれていたユジノサハリンスクの街並みは完全にヨーロッパでした。日本が半世紀もの間実際に統治していた樺太はどこにも無くなっていました。日本としては少し悲しい話ですが、旅行者にとっては異国情緒たっぷりのとっても面白い街でした。
サハリンのホテル情報:ゲストハウス編
ゲストハウス キムハウスが遠い…
僕が今回booking.comで予約していったのが、「ゲストハウス キムハウス」という場所でした。「サハリン ゲストハウス」で一番初めに検索で表示されるゲストハウスです。
ユジノサハリンスク駅から「ゲストハウス キムハウス」を目指していくのですが、そこで衝撃の事実に直面します。
地図だとそこまで距離があるように見えないのですが、実際には3km近くあります。おそらく1時間はかかります。しかしタクシーに乗っていったら、せっかく安宿にした意味がないし、それなら便利な駅前のホテルに宿泊した方が絶対にお得です。
結局3分の1ほど進んだ時点で30分もかかってしまい、引き返すことに。さよならキムハウス。
ライクホステルの罠
トボトボと駅に戻ると、行きのフェリーで仲良くなった男性とばったり出くわしました!どうやら彼も別のゲストハウスに行ったのですが、そちらは全くゲストハウスが見つからず困っていたそうです。「ライクホステル」という場所らしいのですが、値段が一泊1700円とのこと。
もし見つかって部屋の空きがあったら宿をシェアさせてもらおうと、僕も一緒に探してみることに。
そして2時間。結論からいうと「ライクホステル」は見つかりませんでした。
地図の通りに歩いていっても、社会主義国っぽいアパートが立ち並んでいるだけで、いくら探しても見つからない。住人に聞いても英語が全く通じなくて場所も聞けない。予約した際に料金も支払っていたそうです。かわいそうに…。ロシアおそるべし。
というわけで2人で駅からタクシーを拾ってゲストハウスキムハウスへ行くことにしました。料金は2人で1500円でした。
道のりの半分をすぎたところで、まさかの砂利道になってきました。まさかサハリンの中心部から車で5分で砂利道になるとは…徒歩で行かなくて絶対よかった笑
ゲストハウス キムハウス再挑戦
ここで事件が二つも発生しました。
まずはゲストハウスが全く見当たらない事件です。なんかデジャブですね。夜7時真っ暗だったのもあって、いくらあたりを探してもゲストハウスの表札が見当たらないんです笑。このままだと治安的にやばそう。
ちなみにこんな感じの道でした。これが夜になると真っ暗になって野犬がうろうろしています。怖ぇ…。
一番HPの外観に似ている家(正直社会主義だからどの家も同じに見えるのですが)のピンポンを鳴らしてみましたが、電気はついているのに全く気づいてくれないんです。鍵は空いていたので、「中に入って声をかける感じかな…?」と思い、
「すいませーん!(なぜか日本語)」と言いながら2人して入っていくことに。
リビングっぽい場所に入っていくと、見た目20代の女性がいたので、僕が「キムハウス?」と尋ねてみるとなぜか戸惑う女性。「ウェイト」と言われ、女性はどこかに行ってしまいます。なにこれ超怖い。
少ししてから女性が戻ってきて、手招きしてくれるままに3人で家の外に出ていきました。よくみると隣の家の明かりがついて、ゲストハウスのオーナーらしき人が向こうに立っています。
そう、二つ目の事件は家を間違えて、アジア人の男2人が女性の一人暮らしの家に侵入した事件です。下手すると自己防衛でどんな目にあってもおかしくないですよね。被害者になることはあっても、海外で加害者側になるとこだったのは初めてです。
そんな僕たちですが、そんなご近所の女性の優しさでなんとかキムハウスにたどり着くことができました。
キムハウスの宿泊体験記
なぜロシアではゲストハウスに泊まるのにこんなに困難極まったのか。キムハウスに一泊してその理由になんとなく気づきました。
というのは、オーナーさんが全くロシア語しか話せないんです。また泊まっているお客さんも全てロシア人。つまりサハリンでは、ロシア人が旅行するために利用するのがゲストハウスっぽいです。普通ゲストハウスは海外からの旅行者が利用することが多いので、逆ですね。
指でなぞって会話できるタイプのロシア語の会話集とか持っていけばよかった。。
現地のロシア人でないと、オーナーと話をするどころか見つけることすらできないのがサハリンのゲストハウス・安宿事情だったりします。
ちなみに宿泊自体は比較的快適でした。一泊2700円で部屋も6畳ほどです。値段相応と言った感じです。駅から遠い以外は。
ロシア人の宿泊客とも仲良くなってお話ししていました。サハリンの北側からHONDAのバイクを買いに来たようです。日本車の名前を聞くとやっぱり嬉しい笑。大きな買い物をするときは、サハリンの中でも州都であるユジノサハリンスクに行くようですね。
シャワーも比較的キレイでした。ちなみにシャワーの出が悪かった時には、水がでる部分をタオルか何かでゴシゴシするとキレイに出るようになりますよ。
wi-fiに関しても問題なくサクサク繋がります。
ただ周りに一切のお店がないので、夕飯は食べれなかったんです。歩いて10分ほどの場所にスーパーはあるらしいのですが、街灯ゼロの砂利道なので、雰囲気的にとても外には出れません。
そのため事前に食事を済ませるか、売店などで買ってからキムハウスは行くようにしましょう。
ほとんどが徒歩30分以上の遠い場所にある
英語が全く通じず、宿泊客はロシア人だらけ
観光客には探してもとても見つからない
サハリンでは基本的には、ゲストハウスよりもホテルを選ぶべきだと実感しました。
サハリン:ホテルモネロン編
次の日の朝、なんとキムハウスのオーナーさんが駅まで車で乗っけて行ってくれました(一人150円でしたが笑)タクシーはずっと高い(700円くらい)ので、それでも超ありがたかったです。
さて、さすがに毎日往復2時間の距離で観光するわけにも行かないので、今度はもっと駅周辺のホテルを探すことに。そしてbooking.comで見つけたのが「ホテルモネロン」というホテルでした。あまりに居心地がよかったので、残りの3泊は全てこちらに滞在しています。
なぜかイラストモードで間違えて撮影してしまいました笑。
このホテルの魅力は何よりも駅からの圧倒的近さです。キムハウスが1時間かかったのに対して、ホテルモネロンは2分で到着することができます。
場所が中心部そのものなので、近くのスーパーに買い物に行ったり、街並みを観光したりと周辺観光がいつでもできます。地図下にある公園のレーニン像にも1分で会いに行くことができますよ。
一人当たり一泊3500円でした。ゲストハウスキムハウスよりも500円ほど高いですが、コスパは最高でした!。何よりホテルの女性が英語が通じるのでとにかく助かりました。
部屋はかなり明るい雰囲気です!テレビもしっかりと設置されています。ただしシャワーとトイレは廊下の共同スペースにあります。廊下にはウォーターサーバーもあるので、飲み水にも困りません。
机も冷蔵庫もあるので、ゲストハウスの時よりもかなり快適でした。ゲストハウスの場合、共有スペースまで降りていかないと机もなかったです。
ただし電子レンジがないので、スーパーで惣菜を買うときは注意しましょう。かなり探しましたが、ホテル内にもスーパーの中にも電子レンジはありません。温かいものを食べたいときはレストランへ行きましょう。
サハリン(樺太)でかかったホテル料金
今回のサハリン4泊5日の旅行でかかった宿泊料金は12600円でした!
ゲストハウスキムハウス1泊 2700円
ホテルモネロン3泊 3300円×3=9900円
4泊の合計 12600円
メジャーな観光地ではないので、もっと高いかと思っていましたが、想像以上に「ホテルモネロン」のコスパに救われました。
ちなみに上記をみるとキムハウスの方が安いですが、タクシーを使わないといけないので、実際はほとんど変わらなかったりします。
サハリン(樺太)のホテル事情|まとめ
サハリン(樺太)に行く際は、ぜひ「ホテルモネロン」というホテルを事前に予約しておくことをオススメします!英語も通じて、コスパ最高のホテルです!